【試乗】ホンダ「ステップワゴンSPADA」 大幅改良でどう変わった?(写真30枚)

外観も刷新された「SPADA」、よりコワモテに?

 車体の全幅が1700mm以下(実際は1695mm)の「ステップワゴン」は、正面から見るとその存在感がボディ全体のボリュームよりも小さく感じられます。それゆえに取り回しがよいわけですが、その“突進感”というフレーズからうがった見方をすれば、高速道路などでノロノロと追い越し車線を塞ぐ前走車に、自車の接近を無言のもとに知らせることもできるのでしょう。

上級モデル「SPADA Cool Spirit」(2017年10月11日、奥村純一撮影)。

 個人(山田弘樹:モータージャーナリスト)的には、デザインとは機能美が主軸であるべきで、そこに威圧的なニュアンスを持たせるのは嫌いですが、ここ数年のデザイン、特に高速走行が主体となるドイツ列強のクルマたちが、そこにトレンドを作ってしまったのは事実です。

 ただそんな難しいことを論ぜずとも、女性ユーザーの間では「頼もしいデザインには、守られている感がある」という意見もあるようです。

 また後述する「ステップワゴン」初採用となるハイブリッドモデルは、専用エンブレムのほかに、ドアハンドルがクロムメッキ処理され、リアコンビネーションランプ(こちらもフルLEDです)がクリア化されました。

「Cool Spirit」の外観(2017年10月11日、奥村純一撮影)。

 そして「SPADA」の上級モデル「Cool Spirit(クール スピリット)」でも、フォグランプ内、ヘッドライト内のパーツやリアエンブレム/ランセンスガーニッシュがダーククロームメッキ化されました。

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