【試乗】ホンダ「ステップワゴンSPADA」 大幅改良でどう変わった?(写真30枚)
外観も刷新された「SPADA」、よりコワモテに?
車体の全幅が1700mm以下(実際は1695mm)の「ステップワゴン」は、正面から見るとその存在感がボディ全体のボリュームよりも小さく感じられます。それゆえに取り回しがよいわけですが、その“突進感”というフレーズからうがった見方をすれば、高速道路などでノロノロと追い越し車線を塞ぐ前走車に、自車の接近を無言のもとに知らせることもできるのでしょう。
個人(山田弘樹:モータージャーナリスト)的には、デザインとは機能美が主軸であるべきで、そこに威圧的なニュアンスを持たせるのは嫌いですが、ここ数年のデザイン、特に高速走行が主体となるドイツ列強のクルマたちが、そこにトレンドを作ってしまったのは事実です。
ただそんな難しいことを論ぜずとも、女性ユーザーの間では「頼もしいデザインには、守られている感がある」という意見もあるようです。
また後述する「ステップワゴン」初採用となるハイブリッドモデルは、専用エンブレムのほかに、ドアハンドルがクロムメッキ処理され、リアコンビネーションランプ(こちらもフルLEDです)がクリア化されました。
そして「SPADA」の上級モデル「Cool Spirit(クール スピリット)」でも、フォグランプ内、ヘッドライト内のパーツやリアエンブレム/ランセンスガーニッシュがダーククロームメッキ化されました。