トヨタ「“大人気”カクカクSUV」に大反響!「“昭和レトロ顔”ランクル」に“リスク懸念”も? 誕生40周年の「ナナマル」ってどんなクルマ?
大人気のあまり、現在は新規受注停止中のトヨタ「ランドクルーザー70」ですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。また納車されたユーザーから多くの声が集まっています。
誕生40周年を迎える「ナナマル」とは?
2023年11月にトヨタが約10年ぶりに再々販した「ランドクルーザー70(ナナマル)」ですが、発表直後から予約が殺到し、現在では新規受注停止となっているそうです。
一方で既に納車も始まっており、街中でも少しずつ見かけるようになりました。
そんな大人気なランドクルーザー70はどのようなクルマか、そして納車されたユーザーの声を紹介します。
トヨタの本格オフロードSUVとして世界的な人気を博しているランドクルーザーシリーズ。
なかでもランドクルーザー70は、特に元祖に近いモデルといわれています。
ランドクルーザーの歴史を振り返ると、その起源は1940年の戦時中にトヨタの豊田喜一郎社長が複数の試作車を開発するよう命じたことにあります。
そのなかには4輪駆動トラック「KCY型」と「AK10型」が含まれ、これらの車両はトヨタの4輪駆動技術の基礎を築きました。
そして1951年にトヨタ「ジープ(BJ型)」が登場し、商標権の問題から1954年に「ランドクルーザー」へと改名。
その後、1955年の「ランドクルーザー20」、そしてランドクルーザーの人気を確立した「ランドクルーザー40」へと、これまで培ってきた4輪駆動技術が受け継がれていきました。
ランドクルーザーはモデルチェンジを重ねるごとに乗用車としての快適性と機能性が追加され、特に1967年の「ランドクルーザー50」以降は高級乗用車としての要素を強化。
この傾向は1980年の「ランドクルーザー60」や1989年の「ランドクルーザー80」にも引き継がれ、現在の「ランドクルーザー300」へとつながります。
一方、ランドクルーザー70は1984年にランドクルーザー40から引き継がれ、派生モデルとして「ランドクルーザープラド」が誕生し、現在では「ランドクルーザー250」へと進化。
しかし、ランドクルーザー70自体も継続販売されており、基本設計は現在までほとんど変更されておらず、ランドクルーザー40やそれ以前のモデルの魂を受け継いでいます。
そのため、ランドクルーザー70は最も元祖に近いモデルとされているのです。
現在発売されているランドクルーザー70は、2度の大幅改良を第3世代目となり、同車は誕生40周年を迎えます。
今から40年前に設計され、往年のクラシックなランドクルーザーの特徴を色濃く残すクルマを新車で購入できるのは非常に珍しいことです。
その背景には、1984年以来ランドクルーザー70が日本国内では販売されていない期間も含め、オーストラリアや中南米などの過酷な環境で40年以上にわたり人々の生活を支えてきた実績があります。
今回の再々販はカタログモデルとして提供されますが、現在では生産が追いつかず多くの販売店で新規受注が停止されています。
そんななか着々と納車も進んでおり、ユーザーから多くのレビューが届いています。
「昭和レトロな見た目が気に入っています」「とにかくデザインに一目惚れして購入しました」「丸目のヘッドライトがカワイイ」と、クラシックなデザインに魅力を感じて、購入された方が多いようです。
なかには「リフトアップするか迷う」「ゴツイバンパーつけて、もっとオフローダーっぽくしたい」「背面タイヤカバーをかえてみました」など、早速カスタムを楽しむユーザーも。
また「山道の凸凹した道を走るのも楽しい」「大きいけどカクカクしているから、端っこが分かりやすくて意外と運転しやすい」「どっしりした乗り心地、頑丈だし安心感がある」など、運転した時の感想も寄せられています。
一方で「盗まれないように屋内駐車場探さないと…」「今度セキュリティ入れよう」など、人気車種ゆえに、盗難のリスクを懸念する声も見られました。
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