日産が新型「2列バン」初公開!全長5m級× 斬新“格納シート”採用!? めちゃ荷室広い「タウンスター」 欧州で発売へ
2024年6月13日に新型「タウンスタークルーバン」を日産の欧州法人が発表しました。どのような特徴があるのでしょうか。
新たなタウンスタークルーバンとは
日産の欧州法人は、2024年6月13日に新型「タウンスタークルーバン」を発表し、発売することを明かしました。
新たなタウンスタークルーバンとはどのようなモデルなのでしょうか。
欧州市場で日産はタウンスターを始め、プリマスター、インタースターというボディサイズの異なる商用バンをラインナップしています。
その中最もコンパクトな商用バン(LCV:Light Commercial Vehicle) としてタウンスターを展開。
タウンスターは、ルノー・日産・三菱アライアンスのCMF-Cプラットフォームを採用。日産の「NV250」と「e-NV200」の後継モデルとして、欧州市場に投入されてきました。
基本は商用となる「バン」ですが、仕様により「コンビ/ステーションワゴン/ヴェンタス」など様々なサブネームが設定されています。
ホイールベースはL1仕様(ショート)とL2仕様(ロング)を設定し、前席しかない商用仕様や、2列/3列シートを備える乗用仕様など需要に合わせた幅広いバリエーションを用意。
今回の新型タウンスタークルーバンは、ビジネス向けに作られたもので、全長約5mのL2仕様をベースにすることで様々な輸送用途に対応します。
また2列目シートを片手で簡単に折りたたむことが可能で、わずか数秒で快適な5人乗りにアレンジが出来ます。
なお従来の背もたれを折りたたむ式ではなく、背もたれと座面を前席背面に寄せるという最大の荷室容量を確保する工夫が施されているのも新型タウンスタークルーバンの特徴と言えます。
さらに広い開口部のドア(831mm)を備えており、後部座席に簡単にアクセス可能です。
BEVとなる新型タウンスタークルーバンのパワーユニットは、45kWh バッテリーを搭載、最大278km(WLTPモード)を誇ります。
充電は22kW AC モードを採用する他、37分で15%から80%まで充電できる急速充電80kWオプションなども用意。
安全・快適機能面では、最新の先進安全技術などが搭載されています。
新型タウンスタークルーバン日産ヨーロッパの小型商用車(LCV)マネージャー、アンドリュー・リンバートは次のように述べています。
「今日の厳しい経済の中で競争力を維持するために多様化しているため、私たちが機敏な輸送ソリューションを提供することが重要です。
ドライバーと乗客の快適さ、適応性、パフォーマンスをすべて念頭に置いた新型タウンスタークルーバンは、あらゆるニーズに適したモデルをお客様に提供します」
NV200と同じくユーロパレット対応ですね。
でもこのスタイリングだと日本の5ナンバー幅は超えていそう。
荷室の強度を確保しつつ床下にバッテリーを搭載するためにフロア高が高くなっており、乗用車のミニバンとして使うのなら低床化している今どきのミニバンに見劣りするかもね。