オールシーズンタイヤを履いた2WDのクルマで雪山へ!クムホ「ソルウス 4S HA32」の性能を実際に起こりうるシチュエーションで徹底試乗【PR】
韓国のタイヤメーカー「KUMHO(クムホ)」から販売されている、オールシーズンタイヤ「SOLUS 4S HA32(ソルウス・フォーエス エイチエイサンジュウニ)」。今回はその性能を確かめるために、フォルクスワーゲンのSUV「ティグアン」に装着して雪道からオンロードまでドライブしてみました。
雪道も走れるって言うけど…オールシーズンタイヤって実際どうなの?
オールシーズンタイヤが日本でもずいぶんメジャーになり、選択肢もだんだん増えてきました。その中から今回は、クムホの「ソルウス 4S HA32」を紹介します。

クムホはタイヤ販売規模で世界10位台前半を誇り、欧州の自動車メーカーにもOE(新車装着)タイヤを多数供給してきた実績のある韓国のメーカーです。そのクムホの中でも、オールシーズンタイヤである「ソルウス 4S HA32」は万能なキャラクターであることが特徴です。
オールシーズンタイヤに関する知識は読者のみなさまもそれなりにお持ちのことと思いますが、ざっくり言うと、雪がないときはサマータイヤと同じように使うことができつつ、突然の雪が降っても凍結していなければ問題なく走れる、まさしくすべてのシーズンで使えるタイヤというわけです。
たとえば、日常的にクルマを運転しているファミリー層から、クルマにあまり詳しくないユーザーまで、突然の雪で行動を制限されたくないという人にもってこいのタイヤです。
ソルウス 4S HA32を試す車はフォルクスワーゲン ティグアンのFWD車!
オールシーズンタイヤで大事なのは「急な降雪でも安全にドライブができ、その一方で雪が降っていないときも快適に走ることができる、シーズンを通して活躍してくれるタイヤ」であることです。それぞれのメーカーの考え方によって、舗装路寄り、雪上性能寄りなどキャラクターの違いはありますが、大半のオールシーズンタイヤに共通して言えるのは、「凍結路の走行には適していない」と言うことです。

反対に雪道であれば、状況によってはスタッドレスタイヤをもしのぐほど走れたという話も耳にします。もちろん、どのような路面を走るかにもよりますが、とにかくみなさんが気になるのは「本当に雪道が安全に走れるのか」ということでしょう。
そこで今回は、登場して間もないフォルクスワーゲンの新型「ティグアン」に、「ソルウス 4S HA32」を装着して試してみることにしました。ティグアンは世界的にも同社の最量販車種であり、日本でも人気の高い中堅SUVです。ちなみに「Active(アクティブ)」と「Elegance(エレガンス)」グレードでは純正タイヤとしてクムホのスポーツタイヤである「ECSTA PS71(エクスタ・ピーエスナナイチ)」が純正採用(215/65R17もしくは235/55R18)されています。


ティグアンにはディーゼルのAWD車もありますが、今回はあえて都市部のユーザーを想定してマイルドハイブリッドのガソリンエンジンを搭載したFWD車に装着。雪国出身であるものの長らく首都圏に住む筆者(岡本幸一郎)と、雪道の走りに大いに関心のある若手自動車ライターの黒木美珠さんの二人で、雪の積もった市街地と山岳路、さらに乾燥した舗装路をドライブしてみました。
なお、「ソルウス 4S HA32」には普通車にあうサイズとSUVにあうサイズの2モデルがありますが、今回装着した235/55R18サイズはSUVモデルとなります。
オールシーズンタイヤを履いたFWD車でスキー場へ…本当に大丈夫!?
ドライブは長野県北部からスタートです。前日は全く雪が降っていなかったのに、取材当日、宿で起きて部屋の窓を開けてみると、一面の銀世界! 前日の夜に降った雪が、雪上走行テストにうってつけの状態で残っていたのです。

まずは雪の積もる街中からクルマを走らせます。クルマのメーターに表示される外気温計はマイナス1.5度の表示で、路面はいわゆる圧雪の状態でしたが、特に気をつけた運転をしているわけでもないのに、普通に加速して、ちゃんと曲がって、しっかりと止まれることに驚きました。
雪上走行で特に大切なブレーキングでは、滑りやすい雪でもタイヤが雪に食いついている感覚があり、重量のあるティグアンをしっかりと減速してくれます。
街中を走っていると、踏切付近の傾斜がある登り勾配だけ一瞬滑る場面がありましたが、アクセルワークに気をつければちゃんと通過することができました。
街中を抜けると、スキー場のある山岳地を目指してクルマをさらに走らせます。オールシーズンタイヤを履いたFWD車でスキー場!? と思う人もいると思いますが、あえてその組み合わせでテストをすることで、「ソルウス 4S HA32」の性能を試そうという企画趣旨であることをご理解ください。
FWD車で雪山を登れるのであれば、より雪道に強い4WD車ならば、より安心というわけです。もちろんドライブは安全第一なので、少しでも危険だと感じたら即座に引き返すことに決めていました。