「やりたい仕事」はどう探す? 高校卒業後の進路で悩む君が「なりたい自分」になるまでにすべき事とは【PR】
進路選択に悩む高校生とその親御さんたちの声をもとに、この記事では「好きな事を仕事にする」ための考え方や進むべき道の探し方を深掘りします。
【この記事のポイント】
・進路の悩みの多くは「適性が分からない」「社会に出る自信がない」などの不安が原因
・親と子どもの間で進路に対する悩みや態度にギャップがある
・進路選択には「好きな事」や「興味のある事」を探すのが有効
・「好きな事を仕事にしている人」は意外と多く、その可能性を広げるにはリサーチが重要
・情報収集や相談を積極的に行い、後悔しない進路選択を目指す
目次
1.進路の悩みは「自分の適性が分からない」「社会に出ていく自信がない」
└不安と期待が入り乱れる調査結果、ポイントは学力や自信
2.「やりたい事が分からない」 そんな時はどうする?
└A君のケース:自分の好きな事や興味がある事を探してみよう
└そこで生まれた新たな悩み「好きな事を仕事にできる? 将来、稼げるようになれる?」
└意外と多い? 好きな事を仕事にしている人は4割
└好きな事を仕事にしたい! まずはどんな仕事があるかをリサーチ!
3.後悔しない進路選択をしたいなら、視野を広げて選択肢を増やそう!
進路の悩みは「自分の適性が分からない」「社会に出ていく自信がない」
「やる気ゼロで本当に分かっているのかしら」「聞いても上の空の返事ばかり。スマホばかりいじってる」など、お子さんの進路に悩む親御さんの話をよく聞きます。

その一方で、当事者である高校生のお子さんからも進路に悩む声は多く、さまざまな悩みを耳にします。
「やりたい事が分からない」「将来の夢も特にないし…」
聞かれても自分でも分からないから困ってしまう、あまり親に心配をかけたくないと思っているお子さんもいるようです。
不安と期待が入り乱れる調査結果、ポイントは学力や自信
進路は将来を決定づける大きな選択というイメージがあるせいか「失敗したくない」と強く思ってしまうお子さんも少なくないようです。

全国高等学校PTA連合とリクルートが行った「高校生と保護者の進路に関する意識調査」によると、高校生に進路を考える時の気持ちについて尋ねたところ、「自分がどうなってしまうのか不安になる」と回答した生徒が約半数おり「自分の可能性が広がるようで楽しい」を思う生徒を上回るという結果になりました。
また、同調査で進路の悩みについて尋ねると、「学力が足りないかもしれない」がトップを占め、次に「自分に合っているものがわからない」「やりたいことが見つからない・分からない」「社会に出ていく能力があるか自信がない」といった悩みが続きました(出典:進路を考える時の高校生の気持ち)。
高校生が進路について悩んだり、戸惑ったりしてしまうのも無理はないのかもしれません。

昨今、あらゆる情報がちまたにあふれており、スマートフォンやパソコンなどで検索すれば簡単に手に入ります。それは進路に関する情報にも当てはまり、調べれば調べるほど分からなくなる、悩んでしまうといったことも珍しくありません。
そして、進路は将来に関わる大きな選択として、知らず知らずのうちに「失敗したくない」「後悔したくない」と慎重になってしまったり、不安に思って答えを出すのをためらったりする人もいるでしょう。
「やりたい事が分からない」 そんな時はどうする?
A君のケース:自分の好きな事や興味がある事を探してみよう!
それでは、ここで高校3年生のA君のケースを見てみましょう。
A君もまた「やりたい事が分からない」「将来の夢とか特にない」という悩みを抱えていました。検索してみたり、インターネットで見かけた適職診断というサービスを試したりもしましたが、特にピンとくるものはなかったとのこと。

進路の話題になった際、先生に悩みを打ち明けたところ「自分の好きな事や興味がある事から探してみては」とアドバイスをもらったそうです。
そこでA君は困ってしまいました。改めて考えると自分は何に興味があって、どんなものが好きか分からなくなってしまったのだそう。好きな物は思い浮かびますが、それを将来の職業につなげるのは難しいと思ってしまったようです。
そんな時に、お母さんから言われました。
「あなた、クルマ好きだったじゃない」

食事の際に何げなくA君が言った「好きな事ってなんだろう」という言葉に対しての答えでした。確かに自動車教習所に通って免許を取るつもりではあるし、インターネットのニュースで車の話題があれば必ずと言っていいほど読んでいるA君。その時は、好きではあるけれどそんなに詳しいというわけではないと思ったそうです。
率直にそう伝えましたが、お母さんから「でも興味があるなら、それを考えてみてもいいんじゃない?」と言われてA君も心に留めておくことにしたようです。
そこで生まれた新たな悩み「好きな事を仕事にできる? 将来、稼げるようになれる?」
ここでA君に新たな悩みができてしまいました。
「好きな事を仕事にできたら楽しそうだけど、それは可能なのだろうか。将来、きちんと稼げるようになれるのかな」という疑問です。

「好きな事を仕事に」というとスポーツ選手、アーティスト、歌手などフリーランスで活躍する人を想像するかもしれませんが、会社員として、または副業として、その人に合わせたさまざまな形で好きな事を仕事にしている人も数多くいます。
意外と多い? 好きな事を仕事にしている人は4割
マイナビが実施したアンケートによると、約4割の人が好きな事を仕事にしているという結果が出ています(出典:好きなことを仕事にしている人は4割 – 「国際関係」「あら探しが好き」)。
好きな事を仕事にするメリット・デメリットはありますし、その人の考え方によって自分に合っているかどうかも変わってきます。どちらにしてもリサーチが重要で、場合によっては資格取得に向けた勉強が必要になることもあるでしょう。

ここで忘れてはいけないのが、思い込みや固定観念にとらわれずに多くの情報に接することだと思います。
「自分には無理だ」「できなさそう」と調べる前から決めつけるのではなく、自分の可能性を見つけるつもりでリサーチをすると予想外の出合いがあるかもしれません。
そして、もし好きな事を仕事にしたいと調べた結果、もしかしたら自分には難しいかもしれないと思った場合は諦めるしかないのでしょうか?
そんな時は、そこから選択肢を増やして広げてみる方法があります。好きな事の関わり方はさまざまで、一つではありません。本来想定していた、やりたい事とは違うかもしれませんが、そういった関わり方の中から自分が得意な、興味のある別の選択肢を選ぶのも一つの方法です。
好きな事を仕事にしたい! まずはどんな仕事があるかをリサーチ!
さて、A君の話に戻りましょう。
自動車に興味があると思い出したA君は自動車に関連する仕事はどんなものがあるだろう? と調べることにしたようです。

1.自動車を開発する(カーデザイナー、商品開発、開発エンジニア等)
2.自動車を製造する(自動車の組み立て、部品の製造等)
3.自動車を販売する(カーディーラー、中古車販売、カーシェア、レンタカー等)
4.自動車を運転する(レーシングドライバー、バス運転手、タクシー運転手、郵便・宅配便配送ドライバー等)
5.自動車をサポートする(自動車整備士、車用品店スタッフ、ガソリンスタンドスタッフ等)
6.自動車の情報を発信する(編集者、ライター、動画クリエーター等)
どれも自動車に関わる仕事ですが、ジャンルはさまざまで要求されるスキルもそれぞれ違います。
こういった場合、種類の多さに圧倒されて自分に合うものはどれか分からずに不安になってしまうかもしれません。
好きな事・得意な事から決めるのも1つの方法ですが、自分の性格や、または苦手なこと、自分に合った生活スタイル等から将来やりたい事や目指したいものを絞っていくのも有効です。まずは視野を広げるつもりで情報収集するのが良いでしょう。
ちなみにA君は専門学校のサイトを見つけたので資料請求をしてみるそうです。それも良い方法ですね!
後悔しない進路選択をしたいなら、視野を広げて選択肢を増やそう!
進路に対する悩みはさまざま。10人いれば10通りの悩みがありますし、すべての人の問題を解決する万能な答えはありません。
それでも一人で悩まずに誰かに相談してみることや、自分が興味を持っているものや好きな事を考えてみることは解決する有効な手段になるでしょう。

学校に入ってからやりたい事を探すという方法も一つのやり方ではありますが「みんなが行くから」「聞いたことがある名前の学校だから」とイメージだけでよく調べずに決めてしまうのはミスマッチが起きてしまう可能性があります。
確かに今は一つの企業に定年まで勤める人は少なくなっていますし、転職や学び直しの機会はいくらでもあります。ですが、後悔の少ない生活を送るために、今一度自分を振り返って選択肢を増やしてみるのもよいのではないでしょうか。