スバルの「斬新オープンカー」は悪路も走れる! 最低地上高「200mm」で走破性がスゴい! “SUV×オープン”を実現した「スクランブラー」とは!
スバルが「第37回東京モーターショー」に展示したコンセプトカー「B9スクランブラー」。同車はオープンカーでありながらオフロードも走行できる、今見てもユニークで魅力的なモデルでした。
スバルの「オープンカー」は悪路も走れる!
国内外で開催される自動車イベントでは、発売間近の新型モデルとともに未来のクルマを想起させるコンセプトカーが展示されます。
その中には、市販化が熱望さられたにも関わらず、様々な事情から販売されなかった儚いモデルも多く存在。
かつてスバルが発表した「B9スクランブラー(ビーナイン・スクランブラー)」も、まさにそのような一台でした。
B9スクランブラーは、2003年10月に開催された「第37回東京モーターショー」でスバル(当時は富士重工業)が初公開したオープンカー型のコンセプトモデルです。
ボディサイズは全長4200mm×全幅1880mm×全高1260mmと、短い全長にワイド&ローなスタイルがスポーティですが、ボディの下半分が艶消し無塗装樹脂のようなデザインとなっており、大きなタイヤも相まってオフローダーのような雰囲気も備えています。
スバルは同車について「オンロード・ラフロードを問わずオープンエアモータリングを楽しみたいという想いを表現したモデル」と説明。
パワーユニットには、最高出力140馬力を発揮する2リッター水平対向エンジンに新しいハイブリッドシステムを組み合わせた「SSHEV」を搭載し、スバルを象徴するシンメトリカルAWDを組み合わせて常に四輪を駆動します。
この強靭な機構を採用したB9スクランブラーは、オープンボディでありながらスバル車らしい高い悪路走破性を実現。
さらにタイヤにはランフラットタイプを採用、サスペンションはオートレベライズ機能を取り入れたほか、最低地上高を150mmから200mmまで調整できるエアサスペンションを採用し、いかなる状態の道であろうと走り抜ける事が可能だといいます。
また、時速80km前後までの加速・走行にはエンジンを使用せず、SSHEVに組み込まれた最大出力100kWを発揮する電気モーターによって駆動。
これによってスムーズな加速のみならず優れた燃費性能と環境性能を達成する、地球に優しいモデルとなっている点も同車の特徴です。
そんなB9スクランブラーのデザインを担当したのは、当時スバルでアドバンスドデザイン チーフデザイナーを担っていたアンドレアス・ザパティナス氏。
伊・アルファロメオから移籍した同氏の手掛けたボディは、丸みを帯びたどこか懐かしいスタイリングで、フロントマスクには優しげな丸目2灯とともにジェットエンジンのエアインテークと翼の広がりを表現した存在感のある造形「スプレッドウィングスグリル」を採用。
スバルのルーツが航空機にあり、現在においても高性能と安全性において第一線を走っていることを明確に示しました。
一方、そのインテリアはコンセプトカー然としたもので、下半分にグリップの無い半月形状のステアリングやシルバー加飾が各部に施されたセンターコンソールなど、2人乗りということ以外の機能については現実味の薄さも否めませんでした。
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このB9スクランブラーは、「路面状況を選ばず走行できるオープンスポーツカー」というユニークな新ジャンルを提案し、市販化が期待されましたが、実際に発売することはありませんでした。
しかし、この「B9」という名称は翌年2004年にスバルが海外で販売する大型3列シートSUV「B9トライベッカ」に採用され、現在スバルが米国でラインナップする最高級のSUV「アセント」に続く流れを築く礎となりました。
どうして、このクルマを市販化しなかっただろうか?
アルシオーネ後継として出していたら、ヒットしていたのに。
今からでも遅くない!
是非、市販化望む!
もし市販化されたら絶対買います!
オープン2シーターで悪路走りたいとは思わんww
悪くは言いたくないが、コンセプトカーで市販されなかったという時点で、悪路走破性とやらのレベルが疑われる。
しかも20年前の話とか。
悪路云々は別にしてもこのスタイルなら欲しかった。
マツダのロードスターの持つオープン感にスバルの水平対向エンジンやAWDとそれを支える足回り・ブレーキが融合するならぜひ欲しいですね。
如何にもBMWッポイ顔ww
スバルともあろう者が何故、中国車みたいな真似をする? 金あるんだから、超一流デザイナー起用しろよ!