車の屋根に「ルーフキャリア」“載せっぱなし”で車検に通る? アウトドア感がカッコいい“便利アイテム”の良し悪しは?
ルーフキャリアを実際に使ってる人の見解は?
実際にルーフキャリアを使っている人に話を聞いてみました。
ミニ「クロスオーバー」にルーフキャリアとルーフボックスを同時に搭載しているSさん(50代男性)は、もともと小さいクルマを好んで乗っているといいます。
そして、現在のキャンプブーム以前から趣味として楽しんでいるとのことで、大量の荷物や道具、汚れ物・濡れた物なども積載することがあるため、ルーフボックスを使っているそうです。
「ルーフボックスはあまり高さがなく、薄いものしか積載できなかったので、ルーフキャリアと併用しています。
ただ、そうするとどうしても幅がはみ出てしまうので、ルーフキャリアを自作して、半分の大きさにしてルーフに載せました」
使ってみて気づいたのが、「ルーフキャリアを搭載する位置が重要」ということだとSさんはいいます。
「大抵の方はルーフキャリアをルーフの中央に配置していますが、左右どちらかにオフセットさせたほうが、荷物の積み下ろしがしやすいんです。
重量バランスを気にする人がいるかもしれませんが、ミニ クロスオーバーの場合は車高が低いこともあって、一般的な走行ではほとんど気になりません」
高速道路などでは多少風切り音が加わりますが、やはりキャンプの荷物を持ち運ぶにはラゲッジスペースの容量だけでは不十分。テントやチェアーなどかさ張る物もルーフキャリアやルーフボックスで積載できるメリットは大きいそうです。
では、実際に使ったからこそ分かった注意点はあるのでしょうか。
「多くの方と同じく、そもそもルーフキャリアは一度装着したら滅多に外さないので、一番の悩みは洗車しにくいことです。洗車機が使えませんし、素材の違うものを組み合わせているので、耐候性も違います。きれいにしたつもりでも掃除し忘れるのが難点です。
想像以上に上に高さが出るため、場所によっては上部の接触に注意が必要になります。オートキャンプ場では低い樹木も多いので、木枝などで荷物やキャリアに傷をつけないように配慮する必要があります」(ルーフキャリアを愛用するSさん)
また積載物はかさ張ったとしても重量がないものにする、クルマの全長を超えるような長尺物は控える、貴重なものは鍵をかけるなどのセキュリティ対策も忘れずにしたほうが良いとのことでした。
「アウトドア感の演出はもちろんですが、使ってみると非常に実用的な装備だと思います。
クルマのサイズ的に無理だと諦めていた物も積めますし、車内が荷物でパンパンになってしまうこともないので多人数乗車もしやすく、メリットのほうが大きいと思います」(ルーフキャリアを愛用するSさん)
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ルーフキャリアは実用性の高い装備で、キャンプだけでなく、普段は配送に頼むような大きい買い物もそのまま持って帰れたり、またそのときにシートを倒すといったアレンジをしないで済むなどのメリットは多そうです。
キャリアですが、もし付けたままで車検を通す場合、ステーだけにはしないでください。 ステーだけだと突起物と判断され通検出来ません。