マツダの“紅白”新型「和製スポーツカー」に反響殺到! “次世代ロータリー”市販化進む! 美しすぎる「アイコニックSP」 今なお人気高い「RX-7」との関係性は

マツダのロータリースポーツコンセプトカー「アイコニックSP」は、今でも人気の高いロータリースポーツカー「RX-7」から大きな影響を受けていました。今回は2台の関係性に迫ります。

RX-7はアイコニックSPの最大のインスピレーション源

 2023年10月にジャパンモビリティショー2023で世界初公開された、マツダのロータリースポーツコンセプトカー「アイコニックSP」。
 
 直近の2024年4年のマツダ入社式や、同年6月のマツダタウンフェスタで、白のアイコニックSPがサプライズ展示されたりなどがあり、ユーザーからは多くの反響が寄せられています。

クルマ関係のイベントでは赤い個体が展示されるが、2024年に入ってから白い個体もお披露目されている
クルマ関係のイベントでは赤い個体が展示されるが、2024年に入ってから白い個体もお披露目されている

 そんな大注目のアイコニックSPですが、このクルマを語る上で欠かせないのが、20世紀末のスポーツカーブームを牽引したと言えるマツダ「RX-7(FD3S)」です。

 RX-7は、1978年に初代「サバンナRX-7(SA22C)」としてデビューしました。

 1985年には2代目(FC3S)に進化し、1991年から2003年までの間には3代目(FD3S)が6度のアップデートを重ねながら生産され続けました。

 最大の魅力は、マツダの象徴とも言える「ロータリーエンジン」を搭載したスポーツカーである点です。

 ロータリーエンジンは、理論上は軽量かつコンパクトで高回転まで回せるものの、高度な技術が求められるため、開発が難しく他のメーカーでは普及しませんでした。

 その結果、このエンジンはマツダ独自の技術として発展し、現在でも広く認知されています。

 このエンジンの特性を最大限に活かすために、RX-7は低く構えた近未来的なデザインを採用しました。

 当時主流だった大排気量の直列6気筒エンジンに匹敵するパワーを持ちながら、エンジンを車体中央に配置することで高いコーナリング性能を実現。

 操作が難しい一方で、速さと美しいスタイリングを兼ね備えたリアル・スポーツカーを提供しました。

 その哲学及び美学が、アイコニックSPにも色濃く継承されています。

 もっとも大きな特徴であるパワートレインには、マツダ独自のロータリーエンジン技術を用いたプラグインハイブリッド(PHEV)システム「2ローターRotary-EVシステム」を採用し、最大出力370psを発揮。

 PHEVのため大容量のバッテリーを搭載しつつも、車両重量はわずか1450kgに抑えられ、エンジン搭載位置などを工夫し前後重量配分を50:50に近づけることで、高いハンドリング性能も継承しています。

 エクステリアでは、最新のマツダ車共通テーマ「魂動デザイン」を採用しながら、フロントはロータリーエンジンのコンパクトさを活かした低いノーズに、マツダ現行モデルに通ずるデザインとRX-7(FD3S)の要素が融合。

 アイオニックSPの担当者は次のように述べていました。

「デザインプロセスにおいて、RX-7は最大のインスピレーション源でした。

 私たちの願いは、人々がそれ(アイコニックSP)を見た時に、RX-7を思い出してくれることです」

 実際にリトラクタブル式のヘッドライトも歴代RX-7を想起させます。

 またボディサイドは、前後フェンダーが曲線的に盛り上がったラインとし、ドアやリアウインドウ周辺部などは、特にRX-7(FD3S)を思い出させる意匠が取り入れられています。

 そのほか、ボディカラーのヴィオラレッドは、マツダ初代「ロードスター」からオマージュされたものなど、RX-7のみならずマツダのあらゆる名車の要素が盛り込まれています。

 実際にアイコニックSPを見たユーザーからは「リトラにロータリーは完全にRX-7じゃないか!」「あのデザインのままRX-9として発売してほしい」「RX-7とロードスターを融合したようなデザインで好き」と、マツダ歴代の名車のオマージュと魂動デザインの組み合わせに魅了されている声と共に、市販化を熱望するコメントも多く見られました。

 新世代のロータリーエンジンは、その小型軽量な特性を活かしつつ、他の電動車とは異なる走行性能とサウンドを提供し、クルマ好きに夢と興奮を与え続けるでしょう。

 アイコニックSPは、ロータリーエンジンの未来を示すものであり、持続可能な技術としての可能性を広げる象徴的なモデルとして、現在市販化に向けて開発を進めているといいます。

【画像】超カッコいい! マツダ新型「“紅白”和製スポーツカー」を画像で見る(50枚以上)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー