え! 現代風「ケンメリ」や「フェアレディZワゴン」登場を予告!? 日産校が新たなモデルを製作へ 学生手掛ける夢のカスタムカーとは

日産京都自動車大学校のカスタマイズ科は2024年5月29日に次のオートサロンやオートメッセに向けて製作するカスタムカーの概要を発表しました。

現代風「ケンメリ」や「フェアレディZワゴン」に向けた第一歩…

 毎年東京オートサロンや大阪オートメッセに個性的なカスタムカーを出展する日産京都自動車大学校のカスタマイズ科。
 
 2025年に向けたカスタムカーのコンセプトが決まったようです。

まさか…「現代版ケンメリ」が…? 学生が手掛ける日産車とは(画像はスカイライン2000GT-R)
まさか…「現代版ケンメリ」が…? 学生が手掛ける日産車とは(画像はスカイライン2000GT-R)

 日産は5つの自動車専門学校「日産・自動車大学校」を全国で展開しており、栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校が存在します。

 自動車整備専門学校は未来のためのメカニックを育成する場所となり、5校もそれぞれ充実した最新設備と最新車両を教材に国家一級整備士・国家二級整備士・国家車体整備士を目指すことを目的としています。

 なかでも京都校にあるカスタマイズ科は、例年東京オートサロンや大阪オートメッセに向けて学生達がカスタムカーを製作しています。

 そんなカスタマイズ科について、日産校の担当者は次のように話しています。

「京都校 カスタマイズ科の拘りは『自主性を育てる』『時間管理の徹底』『人の事を考え行動できる』この3本柱で学生を育てています。

 また作品(製作車両)も自分達の作りたいクルマを作るのではなく、ターゲットユーザーを設定しています。

 具体的に年齢・場所・服装などを想像し、チームで話し合いを行って製作をしており、自分達の想いが世の中の思考と合ったときの喜びを学ぶ。これが京都校カスタマイズ科の強みです」

 これまでも京都校のカスタマイズ科は「ムラーノ」をベースにした「シーマ」「フェアレディZ」のSUV化や、イタルデザイン風の「マーチ」、ハコスカ顔の「ラシーン」、レトロな「キューブ」など様々なカスタムカーを製作してきました。

 その他、「スカイラインGT-R(ハコスカやR34)」のレストアなども手掛けており、イベントで展示する度に話題となっています。

 最近では、2024年にお披露目した「エルグランド」をベースに「エクストレイル」や「アリア」のパーツを流用した「エルグランドグラシア」に大きな注目が集まり、SNSでは「これが次期エルグランドでも良い」というような声もあったほどです。

 そして2025年の東京オートサロンや大阪オートメッセに向けて、新たに学生達が手掛けるカスタムカーが2024年5月29日に発表されました。

 2台を製作するといい、1台目は「スカイライン(V35)」をベースに日産の往年の名車「ケンメリ」風に仕上げるものです。

 そのキャッチコピーは「あたらしい~魂~」となり、発端はクルマが大好きでデザインを書き溜め、人前で話すのが大の苦手だった学生が勇気を出して提案したものが採用されたものだと言います。

 2台目のキャッチコピーは「刺激と日常」。「ステージア(M35)」をベースに「フェアレディZ」風に仕上げるもので、Zのデザイン性と利便性を兼ね備えた「家族と歩むスポーツワゴン」を目指していくとしています。

次のオートサロンやオートメッセに向けて製作されるベース車が納車された(画像提供:日産京都自動車大学校)
次のオートサロンやオートメッセに向けて製作されるベース車が納車された(画像提供:日産京都自動車大学校)

※ ※ ※

 今後の製作状況などは、カスタマイズ科の公式SNSなどで更新されていくようです。

 また直近では、2024年の東京オートサロンや大阪オートメッセに展示されたエルグランドグラシアやレトロなキューブこと「SETO」が2024年6月8日・9日に開催される奈良日産の70周年記念イベントでも展示されるようです。

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