トヨタで“一番売れてる”「ミニバン」はなぜ人気!? デビュー3年目も「ノア/ヴォクシー」絶好調の理由はなに? 試してみて分かった優位点とは
トヨタのミドルクラスミニバン「ノア/ヴォクシー」は、2023年度(2023年4月から2024年3月まで)に2モデル合わせて16万8007台を売った超・大ヒットモデルです。同年度の「シエンタ」(12万2706台)よりも多くの人たちから支持を集める理由について、使い勝手の面から探ってみます。
「パワーバックドア」の操作が横からできて便利!
そして最後はラゲッジを見てみましょう。
まずバックゲートの電動開閉操作がボディの横側に備わるスイッチでできるようになっており、好きな角度で止められることに感心します。

バックゲートの真後ろに立って開けるのではなく、横に立ってスイッチ操作をするのは新感覚で、これなら後ろが壁のような狭い場所でも、少しだけ開けて荷物を出し入れすることができます。
筆者はよくラゲッジのフロアに子どもを寝かせてオムツ替えなどをしていたので、そういう時の目隠しカーテン代わりにもなっていいなと感じました。
ちなみにパワーバックドアでないタイプでも、途中の位置に保持できるフリーストップ機構が備わっています。
さらに、3列目の跳ね上げ格納操作が片手でワンタッチに完了することにビックリ。
一般的には背もたれを倒して、重い座面を引っ張り上げて、最後にストラップで固定するという重労働だったのに、軽いどころか左右同時にだってできるなんて夢のよう。
これなら毎回の操作でもまったくストレスがありません。
復帰の操作も、レバーを引くだけでカチッとフロアに固定されるところまで完了しました。
ラゲッジは3列目使用時でも、普段の買い物袋くらいなら十分に積めるスペースはあり、ラゲッジアンダーボックスも細々した物を入れておくのにピッタリのスペースです。
3列目を跳ね上げれば、張り出しが小さいので自転車など大きな荷物も積みやすいと思います。
2列目シートを最前端にスライドすれば、フラットなフロアが広がりますが、車中泊にはちょっと大人は奥行きが足りなそうかなという印象でした。
着替えや、座ってくつろぐスペースとしては十分に活躍すると思います。
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こうしてノア/ヴォクシーを使ってみると、自分が快適であることだけでなく、誰かのために乗ることが多いのがミニバンなのだということを再認識。思いやりとおもてなし機能が満載のノア/ヴォクシーでした。














































