警視庁も呼びかけ! あなたは知ってる? 愛車のタイヤ寿命…もしかして交換時期!? すぐ確認する方法とは
2024年3月25日に警視庁警備部災害対策課は公式X(旧Twitter)でタイヤの見るべきポイントを投稿しました。
警視庁も呼びかけ!
タイヤはクルマの各パーツの中で唯一、地面に触れている部分です。
そしてクルマは時速100kmを超えて走ることもあるため、タイヤは非常に重要な部分だと言えます。
そのため日常的にタイヤの状態を確認することが望まれますが、あなたは愛車のタイヤの交換時期を知っていますか。
全国でロードサービスを展開するJAFによれば、2023年度の「ロードサービスにおける主な出動理由(四輪)」として、一般道路では2位(41万4869件)、高速道路では1位(2万5432件)が「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不?」だと言います。
とくに高速道路など周りのクルマの速度域が高い状況下でトラブルに見舞われると、大惨事になりかねません。
そうしたこともあり、タイヤは定期的に状態を確認しておくことが必要です。とくに長距離移動の前などには念入りに確認をしておきましょう。
では、タイヤの何を見れば良いのでしょうか。
日常的に見るべきポイントとしてJAFは「タイヤの亀裂、損傷および異状な摩耗」「タイヤの空気圧」「タイヤの溝の深さ」をあげています。
まずタイヤの亀裂、損傷および異状な摩耗などを目視で確認します。接地面にたわみが無いか、釘や石、異物が刺さっていないか、一部分だけ異常に摩耗していないかなどを見ます。
これらの亀裂や損傷があると、クルマの制動距離が長くなることや、スリップしやすくなるなどの影響も。最悪の場合にはパンクやバースト(破裂)にも繋がります。
またタイヤの空気圧は、不足していると燃費悪化に繋がるほか、ハンドル操作が重くなり、正確な運転がしづらくなります。さらに、適切な空気圧でないと走行安定性にも影響が及びます。
その後にガソリンスタンドなどにある空気を入れる機械で空気圧を調整。なおクルマにより適正値は異なりますが、指定値は運転席ドア付近にあるラベルに記載されています。
そして、最後にはタイヤの溝の深さも確認します。タイヤはゴム製品であり、走行距離が伸びるほど摩耗していきます。
また雨の日の走行などではタイヤの表面にある溝により撥水性を確保していることから、溝の減り具合は重要な確認部分です。
正確に溝を図る場合にはデプスケージという測定機で確認しますが、目視だけでも「スリップサイン」と呼ばれる「▲マーク」が位置する部分を見ることで目安が分かります。
この▲マーク(スリップサイン)は、タイヤの溝の深さが1.6mm以下になると現れ、その場合はすぐにでもタイヤ交換することが望ましいです。
なおスタッドレスタイヤの場合、溝の深さが50%まで摩耗すると積雪路・凍結路での性能が低下すると言われています。
そのため、タイヤの溝の深さが50%に達すると冬用タイヤとしての使用限度を示すサインとなる「プラットフォーム」が現われることから交換目安が分かりやすくなっています。
このようにタイヤの状態は常に確認しておくことが重要ですが、見た目に問題がなくスリップサインやプラットフォームが現れていなくても交換する年数は決まっています。
2024年3月25日に警視庁警備部災害対策課は公式X(旧Twitter)で次のように呼びかけています。
「車のタイヤの製造年月日を確認したことはありますか?タイヤを長期間使用し続けることは、タイヤの性能が低下し危険です。
メーカーは、製造から10年、使用開始から5年を目安に交換することを推奨しており、製造年月日は、タイヤ側面に刻印されています。日常点検や購入の際の参考にしてください」
このように製造または使用からの年数により、交換が推奨されているのです。
そのため、見た目は「問題ないから大丈夫」ではなく、年数も意識しておくことが大切と言えます。
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