全長1.9m! スズキが斬新「4輪モデル」実車公開!「1人乗り×黒すぎデザイン」でめちゃ楽しそう! もはや“ミニ軽トラ”な「SUZU-CARGO」とは
スズキは「ジャパントラックショー」でコンセプトモデル「SUZU-CARGO」の実車を公開しました。一体どのような乗り物なのでしょうか。
「SUZU-CARGO」って一体ナニ?
スズキは、5月9日から3日間パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催の「ジャパントラックショー2024」に「SUZU-CARGO(スズカーゴ)」の実車を展示しました。
SUZU-CARGOは、2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」でコンセプトモデルが世界初公開されています。
SUZU-CARGOは新たな車両区分である「特定小型原動機付自転車」において、電動キックボードのような手軽さを持ちながら、転倒しづらく、四輪で安定した走行が可能な、1人乗りの電動小型モビリティとして開発されました。
リアにモーター+バッテリーを搭載し、遊びや仕事でマルチに使える大きな荷台を備え、バイクや自転車のようなアクティブな雰囲気のデザインを採用しています。
ボディサイズは全長1900mm×全幅600mm×全高1000mm(ミラー除く)と超コンパクト。最高時速は20km/h、最大積載量は30kgとなっており、これらのサイズや速度、積載量は特定小型原動機付自転車の法規に沿って設計されたものです。
荷台は幅565mm×奥行1050mm×高さ300mm、容量は175リットルを確保しており、まるで“ミニ軽トラ”とでも言えるスタイルとなっています。
SUZU-CARGOは特定小型原動機付自転車に分類されていることから、16歳以上であれば運転免許がなくても運転することが可能。ヘルメットの着用は「努力義務」です。
さらには、免許を返納した人も運転できるので、物流業務の担い手の拡大や人出不足の解消にも貢献するとされています。
スズキは、電動車いすやセニアカーを長年販売しており、それらのノウハウがSUZU-CARGOに生かされた一方で、セニアカーのような「高齢者のための乗り物」という印象をならないように、若者にも受け入れられるようなカッコいいデザインを採用したといいます。
また今回はトラックショーに合わせて、移動モビリティではなく物流/運搬という“業務”を想定したスタイルを提案。様々な分野で使えるということをアピールしているようです。
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SUZU-CARGOの市販化については未定ですが、もし発売されるなら、人も荷物も載せられて、なおかつ低価格でコストパフォーマンスに優れた「軽トラック」よりも安い価格設定とすることが課題だといいます。
免許不要で16歳以上であれば誰でも乗れることから、SUZU-CARGOのような小型モビリティが幅広く活躍する時代がやってくるのかもしれません。
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