トヨタがゴツい新型「クラウン」実車展示! 車高アップの「LANDSCAPE」 さらに24年発売の「ESTATE」も!? 新たなクラウンに注目

”都市と自然を自由に楽しむ、余裕ある大人の新しい生き方”をコンセプトにした「CROWN “next-life”SALOON Vol.2」というイベントが六本木ヒルズ大屋根広場で開催されました。

六本木に新たなクラウンが展示された

 クラウンでリフトアップ。クラウンでアウトドアテイスト満載。
 
 今までにないクラウンを表現しているクルマが誕生し、公開イベントが開催されました。

クラウンにアウトドアテイストを盛り込んだ「CROWN OUTDOOR CONCEPT」(撮影:雪岡直樹)
クラウンにアウトドアテイストを盛り込んだ「CROWN OUTDOOR CONCEPT」(撮影:雪岡直樹)

 そのイベントは「CROWN “next-life”SALOON Vol.2」として六本木ヒルズ大屋根広場で、one with natureを掲げ、”都市と自然を自由に楽しむ、余裕ある大人の新しい生き方”をコンセプトにイベントが開催されました。

 遡ること東京アウトドアショー2023で展示された「CROWN OUTDOOR CONCEPT」。当時発売されたばかりのクラウンクロスオーバーをリフトアップし、アウトドアテイスト満載にした車両でした。

 その CROWN OUTDOOR CONCEPTが、1年ちょっとの時間を経て「CROWN CROSSOVER RS “LANDSCAPE”」となって登場となりました。

 CROWN OUTDOOR CONCEPTでは50mmのリフトアップを行い、全幅が標準車から+60mmの1900mmになるほどのワイドなオーバーフェンダー、265/60R18のオールテレーンタイヤを装着。

 バンパーやボンネット、ルーフキャリアにLEDライトを装着するなど、コンセプトカーらしい出立ちでした。

 今回新たにクラウンのラインナップに追加されたCROWN CROSSOVER RS “LANDSCAPE”。

 OUTDOOR CONCEPTと異なり、全長は標準車のクラウンクロスオーバーと同じ4930mmですが、全幅が1880mm(+40mm)、全高が1565(+25mm)となっています。

 これはLANDSCAPE専用オーバーフェンダーモール(GORI GORI BLACK塗装)装着によるワイド化と、サスペンションチューニングにより25mmのリフトアップしたものです。

 装着されるタイヤは245/60R18のオールテレーンタイヤが装着されています。

 さすがにOUTDOOR CONCEPTそのままを市販化はできませんでしたが、ほぼそのままの状態に近いスタイリングで市販化されました。

 現在クラウンの商品開発主査を努める本間祐二氏は次のように話しています。

「コンセプトカーは+50mmのリフトアップでしたが、市販化に向けて現実的な+25mmになりました。

 またタイヤも標準車では225/45R21なのですが、このクルマは245/60R18と18インチにしてタイヤ幅を太くして厚みを持たせています。

 その他の部分はほぼコンセプトカーのまま商品化しました」

 ボディカラーも特別塗装色のブラック×アーバンカーキの2トーンとなります。

 そこに王冠マーク付きの真っ赤なマッドフラップ、トレーラーやヒッチキャリアを装着できるヒッチメンバーを標準で装備します。

 ランドクルーザーなどのSUVでヒッチメンバーを標準装備なら分かりますが、クラウンでヒッチメンバーが標準装備というのは、クラウン史上初めての出来事ではないでしょうか。

 そのため生産ラインでも、手塗りのワイドフェンダー装着や、このヒッチメンバー装着などのために、ラインを少し工夫して生産できるようにしたそうです。

 内装も特別設定内装色のブラックラスターを採用し、アウトドアを感じさせる特徴的な“LANDSCAPE”専用マークをインストルメントパネルに レーザー刻印しています。

 外装に“LANDSCAPE”専用マークが無いため、この専用マークはここにしか存在しません。

 また標準のクラウンクロスオーバーでは、ラゲッジから車内へのトランクスルーはリアシートのアームレスト部分の小さなスペースしかありませんでした。

 しかし、このLANDSCAPEでは60:40分割可倒式リヤシートを採用し、ラゲッジから車内にむけてトランクスルーが可能で、サーフボードやスキー・スノーボード、テントやタープの長い支柱などがそのまま車内にしまうことができます。

 ラゲッジルーム側にあるシート倒しのレバーを引くことでトランクスルーが簡単に行えます。

 しかしトランクスルーと引き換えにトランクの電動開閉機能は無くなってしまいます。本間氏も「お客様の声を聞いて次に向けていきます」とトランクスルーとトランクの電動開閉機能の両立を気にしている様子でした。

 システムキャリア・ベースラックは販売店装着オプションとなり、バスケットキャリアは市販品を装備することになりますが、クラウンにこのようなバスケットキャリアを装着することもほとんどないでしょう。

 しかし、このシステムキャリアとバスケットがあることにより一体感も生まれアーバンとアウトドアの融合が見事に成立しています。

 今回のイベントではクラウンエステート(プロトタイプモデル)とクラウンクロスオーバーも同時に展示されており、いずれの車両も会場を訪れた多くの人に注目を浴びていました。

 またトークセッションも行われました。CROWN CROSSOVER RS “LANDSCAPE”でキャンプやスキーに行ってみたいという会話で盛り上がりました。

 5月からは全国6都市で展示イベントが開催される予定となっています。都市と自然が融合するCROWN CROSSOVER RS “LANDSCAPE”を見てみてはいかがでしょうか。

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