マツダ大きな「新型セダン」世界初公開!? 次期型“MAZDA 6”か「謎の画像」で予告! 4月末に発表へ

どんな画像が公開された? ベースとなるクルマのスペックは?

 長安汽車の「ディーパル」ブランドは2022年に最初のモデル「SL03」をリリースしました。

 SL03のボディサイズは、全長4820mm×全幅1890mm×全高1890mm、ホイールベース2900mmのセダンです。

 パワートレインは純電動(BEV)、レンジエクステンダー付きEV(EREV)、そして燃料電池(FCEV)の3種類が設定されています。

 BEVモデルでは容量58.1 kWh、66.8 kWh、79.97 kWhの三元系リチウムイオン電池を搭載する複数グレードを用意、中国独自のCLTC方式での航続距離は最上位グレードで705 kmを誇ります。

 また、2024年には容量58.89 kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載する廉価モデルも発売されました。

 一方、レンジエクステンダー付きEV(EREV)モデルではJL473QJ型1.5リッター直列4気筒エンジンを発電用に搭載しています。

 下位グレードでは出力234 hpのモーターに容量18.99 kWhのバッテリー、上位グレードでは出力214 hpに容量28.39 kWhのバッテリーが組み合わさっています。

 EREVモデルはSL03のラインナップで最も安いパワートレインとなり、メーカー希望小売価格13.99-15.69万元(邦貨換算:約293.7-329.3万円)から販売されています。

 一方でBEVモデルの価格帯はしばらく16.39-20.69万元(約344.1-434.3万円)となっていましたが、2024年2月には15.69万元(約329.3万円)から販売される廉価グレードが追加されました。

 Cピラーより後ろのデッキ部分が短いファストバック風スタイリングであることに加え、J90Aで設定が予告されているレンジエクステンダー付きEVモデルがSL03にも存在することを考えると、2024年4月に発表予定のマツダ「J90A」はSL03をベースにしていると見て間違いないでしょう。

公開された謎のティザー。その見た目からセダンのように見える
公開された謎のティザー。その見た目からセダンのように見える

 SL03をベースにしているのであればJ90AのバッテリーやモーターはSL03と同様のものが搭載されている可能性が高いと見られます。

 また、EREVモデルが搭載する内燃機関はSL03が搭載する長安汽車製のものか、もしくはマツダ製のものかなども気になる点です。

 参考までに、長安マツダが2021年9月に発売した中国専売BEV「CX-30 EV」は長安汽車の子会社が製造する容量61.1 kWhのバッテリーを搭載しています。

 また、駆動用モーターに関しても他の長安汽車モデルで採用されている出力214 hpのものを搭載しており、駆動面での設計はかなり長安汽車の色が強いものとなっています。

 北京モーターショー2024は2024年4月25日より開幕します。長安汽車と共同開発したマツダのEV以外に、長安汽車のディーパル自身も新SUV「G318」の正式発表を控えているなど、新情報が目白押しとなります。

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