670馬力の新型「爆速FRスポーツカー」登場! 最強「V8エンジン」の咆哮を放つ「新型チャージャー」NYに実車展示!

ダッジは「ニューヨーク国際オートショー2024」で次世代のマッスルカーとなる新型「チャージャー」を展示しました。一体どんなクルマなのでしょうか。

爆音の新型「マッスルカー」堂々登場!

 米国の自動車ブランド「ダッジ」は、2024年3月29日から4月8日まで開催された「ニューヨーク国際オートショー(以下NYショー)」で、次世代のマッスルカーとなる新型「チャージャー」を展示しました。
 
 新型車でありながらもレトロで角張ったワイルドな外観を持つ同車ですが、一体どんなクルマなのでしょうか。

爆音の新型「マッスルカー」堂々登場!
爆音の新型「マッスルカー」堂々登場!

 チャージャーはダッジブランドを象徴するようなマッスルカーの一台で、1966年の初代モデルがデビュー。

 人気映画「ワイルド・スピード」シリーズでも主人公(ドミニク・トレット)の愛車として知られており、大排気量のV型8気筒エンジンによるパワフルな走りと押しの強いスタイリングでファンを魅了し続けています。

 そんなチャージャーにも、自動車の電動化を求める時代の波が押し寄せており、ついに新型モデルにはダッジ初のBEV(バッテリー式電気自動車)をラインナップ。

「チャージャー デイトナ」という名のもと、「世界初にして唯一の電気マッスルカー」を打ち出した新型チャージャーが誕生しました。

 同車のボディサイズは、全長5248mm×全幅2028mm×全高1497mm。

 最新のBEV専用プラットフォームを採用しながらも、エクステリアデザインにはチャージャーの伝統を引き継ぎ、1960年代を意識した古典的なスタイルを身にまといます。

 またヘッドライトやテールランプまわりなどボディ前後には、横一文字に光が貫く斬新なデザインを採用し、一見してタダモノではないと分かる近未来的なオーラも特徴です。

 パワートレインは335馬力の電気モーターを前後に搭載し、最高出力は670馬力を発揮。駆動方式は全輪駆動で、0-100km/h加速は3.3秒。停止状態から400mまで11.5秒で走り抜ける怒涛の加速力を披露します。また、バッテリー容量は100.5kWhです。

 さらに、BEVとなったことで、従来の大排気量エンジン車らしい勇ましい咆哮が聞けなくなったことに悲しむ声がファンから上がることを予想したダッジは、「フラッツォニック・チャンバード・エキゾースト」という特許出願中のシステムを開発。

 これは車両後部に設置されたアンプとチューニングチャンバーを介して、126dBもの大音量でV型8気筒エンジンの咆哮をジェネレーターで再現するシステムで、これにより新型チャージャーはほぼ無音のEVでありながら、史上最強のモデルとの呼び声が高い「ヘルキャット」の迫力あるエンジン&マフラー音を放つことに成功したといいます。

 また、最大40馬力パワーを増幅させる「パワーショットスイッチ」もステアリングに配置し、最大15秒のより鋭い加速を実現。

 ドライブモードには後輪のみを回転させて円を描く「ドーナッツモード」や「ドリフトモード」も用意されています。

 この新型チャージャーには、NYショーに展示されたBEVのほか、3リッターV6ツインターボエンジンを搭載した「チャージャー シックスパック」もラインナップされるといいます。

 新型チャージャーの価格は現在のところ未定で、発売時期は2ドア仕様が2024年半ば、4ドア仕様が2025年半ばになる見通しです。

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1件のコメント

  1. 6気筒はV型じゃなくて直列のハリケーンエンジンですね

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