なぜ車の「サンルーフ」減った? 昔は「あこがれの装備」なのに… 装着するとデメリットも? 近年は「ガラスルーフ」が増加に
装着すると「デメリット」も?
車内にいながら日差しを取り入れたり、開放感を感じられるサンルーフやパノラマルーフは、特に春頃では花見も可能で、満足感の高い装備だと言えます。
しかし、装備することによるデメリットもあるようです。自動車整備工場の整備士は以下のように話します。
「サンルーフ装着車の場合、モーターが故障すると開閉動作ができなくなってしまいます。
閉まった状態で故障すればまだ良いのですが、開けた状態で閉められなくなってしまうと雨漏りが起きたり、密閉性が確保されません。また、水抜き穴が詰まることで、完全に閉じているのに雨漏りするケースもあります。
パノラマルーフに特有なものとしては、ひょうや雪塊などの落下物で割れてしまう危険性もあります。いずれのケースでも室内の天井やカーテンエアバッグなどを外す必要があるので、高額な修理となってしまうでしょう。
さらに、サンルーフとパノラマルーフのどちらにもある故障ですが、電動シェード(薄い日除け)を装備するクルマで、シェードのモーターやシェード自体がうまく機能せずに巻き込んでしまい故障するケースもありました」
このようにサンルーフやパノラマルーフを装備することに起因する故障もあり、ガラスルーフではその修理費用は特に高額になることも多いようです。
また、ガラスの性能が向上し、断熱や紫外線カットといった機能が採用されているとはいえ、直射日光が注ぐという点から、夏場の炎天下などでは暑さを感じやすいことを指摘する意見もSNSなどでは見られます。
さらに、サンルーフやパノラマルーフ時自体も高額なオプションである点もデメリットだと言えます。
花見や星空を眺めたり、寒い季節に日差しを取り込んで車内を暖めるなど、様々なメリットもあるサンルーフ・パノラマルーフですが、クルマを選ぶ際はメリットとデメリットの両方をよく考えた上で選択したほうが良いでしょう。
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サンルーフが減っただけでパノラマルーフを含めたルーフガラス装着車かなり増加傾向ですよ
ハイブリッドやEVのエアコン電気使用量を減らす効果があります