クルマの「窓ガラス内側の曇り」水道水がダメな理由は? 逆効果で余計に曇る? カンタンお手入れ方法とは
カンタンにできる窓ガラス内側の“正しい掃除方法”とは?
水道水には不純物が含まれているため、水拭きしても余計に曇ることがあります。
そのため洗車専門店では、「純水」を使いますが、一般ドライバーが洗車のためだけに業務用のろ過装置を購入するのは現実的ではありません。
しかし、純水と同じ「精製水」をドラッグストアや薬局で購入し、洗車に使うという人もいるようです。
精製水とは、蒸留やろ過などの方法を用いて水道水から不純物やミネラルを取り除き、純度を高めた水のこと。
一般的には、コンタクトの洗浄や加湿器の水などとして使われています。
店舗によっては、2リットルの精製水が350円ほどで購入できるため、目につきやすいフロントガラスの内側だけでも精製水で水拭きしてもよいかもしれません。
さらに、窓ガラス内側の掃除で使う液体について、前出の担当者は 「窓ガラスの内側の汚れは、ほとんどが水溶性の汚れなので水で落ちますが、油分を含んだ汚れには古新聞やウーロン茶を使う方法でも効果的です」と話します。
たとえば、お菓子などをつまんだ手で窓ガラスを触ってしまったとき、水だけでは汚れが落ちきらないかもしれません。
その場合は、古新聞やウーロン茶、消毒用エタノールを使用するとよいとされています。
消毒用エタノールの主成分は、アルコールのため、油性の汚れを分解および洗浄するのに適しています。
さらに、アルコールは速乾性に優れているため、再度拭き上げなくても問題ありません。
ただし、消毒用エタノールは染色してあるシートカバーやレザーシート、合皮などにこぼすと変色してしまう可能性もあるため、掃除するときは慎重に作業する必要があります。

また、クルマの窓ガラスを拭く際には、複数回にわたって拭き作業をすることも重要です。タオルは3枚用意してあると理想的です。
1枚目のタオルで汚れを落とし、2枚目のタオルで水分を取っていき、3枚目のタオルで残っている水分や拭き筋などを取っていくという流れ。
さらに、タオルはマイクロファイバーといった細かい汚れを拭き取ることができるクロスで丁寧に吹き上げるのが理想的です。
こういったように丁寧に掃除できれば、3、4か月に1回程度の掃除頻度でも綺麗な状態を保つことができるでしょう。
※ ※ ※
前方を確認するときに必ず見るフロントガラスの曇りは、ドライバーにとってとくに気になる存在です。
精製水とマイクロファイバークロスを一度使ってみると、仕上がりに違いが出てきます。なるべく、きれいな状態を保てるように丁寧に掃除するのが望ましいです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。










































