ありがとうの意味「サンキューハザード」 どう使うべき? 人により伝わらない? 多様なハザードの使い方、広まる背景は?
他にはどんな時に使う? サンキューハザードには賛否? ユーザーの反響は?
そのほか、歩行者やドライバーが守るべき交通ルール・マナーを示した「交通の方法に関する教則」では、夜間にクルマの故障などで駐車するときや運転中に緊急地震速報が発表されたときなどにハザードランプをつけて周囲のクルマに注意をうながすよう指導しています。
このように非常時や、周囲の車両・人への注意喚起のために使われることの多いハザードランプ。

しかし、サンキューハザードに関しては使用を疑問視する声も聞かれます。
SNS上においては「サンキューハザードは本来の使い方ではないからやるべきではないと教えられた」「全員ではないが、サンキューハザードをすれば急な車線変更とか何をしても良いと考えている人が多い」などの意見がありました。
一方で「道を譲ったのにハザードを点灯しないクルマにイラつく」「サンキューハザードはクルマ社会の礼儀では」などの声も複数寄せられています。
実際のところ、サンキューハザードで警察に検挙される事例は聞きません。
法令に定めのある使用方法でなくても、周囲に危険を及ぼすような行為でなければ直ちに違法と判断されるワケではないようです。
ただし上記の意見にあるように、サンキューハザードを出すからといって無理な車線変更や割込みをすることは危険であり、場合によっては別の交通違反に抵触する可能性もあるため注意しましょう。
※ ※ ※
ハザードランプの使い方には、道路交通法で定められたもの、警察やNEXCOなどが推奨する「渋滞時」の使用が推奨されるものなどがあります。
一方で一部ではマナーとしても捉えられるサンキューハザードには様々な意見が寄せられていることも覚えておきましょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。
















