三菱「新型パジェロ」登場か ベースは新型トライトン!? どんなクルマ? ピックアップ競合、トヨタ「ハイラックス」との違いとは

実際「トライトン」に乗ってみると? 気になる「パジェロ」の復活は?

 実際に乗ってみると、もはやそのドライブフィールは高級SUVなみ。

 例えば、トヨタ「ランドクルーザープラド150系」と比較してもまったく劣っていません。

 オフロードの走破性は互角としても、オンロードでトライトンが優れていると思うのは、設計の新しさということでしょうか。

 開発陣に聞いたところ、タイなどより実用的な使い方をする新興国では、2WDやシンプルパートタイム4WDも用意されているようですが、基本設計はほぼ同じとのこと。

 これに5t近くの荷物積んで走っているケースもあるということですから、まさに質実剛健なピックアップトラックです。

 とは言え、どこか実用車的な香りが残っているハイラックスと比べると、トライトンは北米でいうところの「SUT(スポーツユーティリティトラック)」そのもの。

 内装も豪華ですし、積極的に後部シートに人を乗せても気兼ねすることはないと思います。

 トライトンは日本人のピックアップトラックの概念をガラリと変えてしまうのではないでしょうか。

 3月10日現在の状況では、受注はすでに1700台以上(月販200台)で、すでに半年待ち。

 グレードでは上級グレード「GSR」が、約90%を占めています。ハイラックス一択だったピックアップトラック市場、これからますますおもしろくなりそうです。

トヨタ「ハイラックス」とは違う乗り心地の新型トライトン
トヨタ「ハイラックス」とは違う乗り心地の新型トライトン

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 そして、この新型車の凄さを噛みしめると、どうしても脳裏に出てくるのが三菱の代名詞とも言える「パジェロ」です。

 海外では「パジェロスポーツ」で販売されていますが、パジェロは2026年から27年にかけて、日本で復活する見通しであることが一部メディアで報じられました。

 基本的なシャシやパワートレーンはトライトンと共用となり、日本では2019年に販売を終了していたパジェロが復活するとすれば、市場では大きなムーブメントになるのではないでしょうか。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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1件のコメント

  1. クルマって、社会(経済)のトレンドを象徴する場合も多いですけど、
    トライトンのような大型アウトドア車が売れ初めるというのは、
    日本経済に余裕がでてきたおかげ、、、、だと良いのですが

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