ワイルドでカッコいい「一人乗りモビリティ」

　株式会社ブレイズ（以下、ブレイズ）は2024年3月19日、SUVタイプの1人乗りモビリティ「ネクストクルーザー」のガソリンエンジン搭載モデルを生産終了すると発表しました。

　ブレイズは個性的なEVバイクやキャンピングカーなど、レジャーから日常生活およびビジネスまで活躍するユニークなモビリティを開発・販売しています。

　近年は、暮らしの中での身近な移動“ラストワンマイル”を担う電動モビリティの提供に力を入れており、2023年には東京ショールーム（東京都千代田区）を開所するとともに、全国で1200ヶ所以上のサービス拠点を構築するなど、サポート体制を充実させています。

　今回生産終了が発表されたネクストクルーザー（ガソリンモデル）は、まるで本格クロスカントリー車のようなタフな外観を備えつつも、可愛らしいボディサイズが魅力の1人乗り用の4輪モビリティです。

　そのボディサイズは、全長2100mm×全幅1100mm×全高1300mm（いずれも概寸）と非常にコンパクト。

　車両重量は140kgほどと軽量で、49ccのガソリンエンジンを搭載しており、最高速度約50km／hを発揮し公道走行も可能です。

　同車は、通勤や買い物などちょっとした外出への使用を想定して開発され、さらに「ミニカー」登録となるため維持費が安く済むのも嬉しいポイント。

　車両価格（消費税込）は49万2800円で、ボディカラーは「ダークグリーン」のほか有償オプションで「レッド」や「ブラック」も選択できます。

　そんなネクストクルーザー（ガソリンモデル）ですが、現在在庫として残されている最終ロットを持って、完全に販売を終了するとブレイズはいいます。その理由として同社は、社会ニーズに先行し、EVのパイオニアとして、EV商品ラインナップを強化していくとして、事業に注力・展開強化するためとしています。

　同車の購入を希望する人は、早めにブレイズのショールームや公式サイトの質問フォームなどで問い合わせて、在庫の有無について確認したほうが良いかもしれません。

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　またブレイズでは、ネクストクルーザーにエンジンを積まずモーターとバッテリーを搭載した電動自動車モデル「ネクストクルーザーEV」もラインナップしており、こちらは引き続き販売されます。

　ネクストクルーザーEVはリチウムイオンバッテリーを搭載し、満充電で約50km走行可能。車両価格（消費税込）は64万6800円となっています。