アンダー210万円! ホンダが新型「ちょうどいいSUV」発売! “イチバン安いモデル”はめちゃお手頃! 「新型WR-V」最安モデルとは

ホンダから発売された新型「WR-V」はエントリーレベルのSUVです。コンパクトサイズや手の届きやすい価格が特徴ですが、ラインナップ中もっとも安いモデルはどのようなものなのでしょうか。

210万円切り新SUV「WR-V」 最安モデルはどんな感じ?

 ホンダは2024年3月22日、新型コンパクトSUV「WR-V」を発売します。
 
 ホンダのSUVラインナップでエントリークラスを担う新モデルですが、このうち最安グレードは210万円を切る価格設定が魅力です。どのようなモデルなのでしょうか。

新型「WR-V」発売へ
新型「WR-V」発売へ

 新型WR-Vは2023年6月にインドで登場しました。インド市場においては車名が異なり、「エレベート」という名称で販売されています。

 グランドコンセプトは「VERSATILE FREESTYLER(バーサタイル フリースタイラー)」。既成概念や固定観念にとらわれずに、より自由な発想で自分らしい生き方を表現する人々の思いに寄り添うクルマとなることを目指して開発されたと言います。

 日本向け仕様車の生産はインドで、国内のホンダ車としては初めてのインド生産車となります。

 ボディサイズは全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mmで、現在販売されているコンパクトSUV「ヴェゼル」と比較すると5mm短く70mm高い程度と、ほぼ同じサイズです。

 エクステリアは高い位置のベルトラインや、厚みのあるボディによってSUVらしい力強さを表現。インテリアは水平基調とし運転しやすさを追求しながら、各部にソフトパットの装備やステッチをあしらうなど、上質感も演出しています。

 先進運転支援装備としては「ホンダ センシング」を搭載。衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール、踏み間違い衝突軽減、車線維持支援などが標準装備されました。

 さらに、コネクテッドサービス「ホンダ コネクト」によって、クルマの状態を確認したり、エアコンの操作、クルマをWi-Fiスポットとして利用できる機能などを搭載します。

 パワーユニットは最大出力118馬力・最大トルク142Nmを発揮する1.5リッターガソリンエンジン+CVTの1タイプのみ。ハイブリッドモデルや4WDモデルの設定はありません。

 バリエーション展開は最安モデルの「X」、中間グレード「Z」、最上級の「Z+」と3タイプが設定されます。このうち、Xの価格(消費税込)は209万8800円です。

 Xはエクステリアにおいて、LEDフォグライトやルーフレールガーニッシュが装備されず、ホイールも唯一16インチスチールにホイールキャップと簡略化が図られています。

 インテリアも、上級モデルに装備されるプライムスムースとファブリックのコンビシート、本革巻ステアリング、リアアームレストや荷室のパーセルカバーなどが省かれています。

 しかし、装備はこの程度の差別化にとどまっており、機能装備ではホンダ センシングやオートエアコン、リアベンチレーション、パドルシフトといったものは全車装備されています。

 さらに、インテリアもピアノブラックパネルやシルバーアクセントパーツなどはXにも標準装備されており、210万円を切るモデルとしては十分上質な印象に仕上がっています。

 エクステリアやインテリアでは質感に違いがあるもの、最上級モデル Z+とは40万円弱も、中級グレード Zでも14万円弱の価格差があることから、安価に新車のSUVを購入したい場合、Xは選択肢のひとつに十分なり得るでしょう。

※ ※ ※

 現在、ホンダのSUVラインナップは240万円弱のスタートとなるヴェゼル(春にマイナーチェンジを実施予定)、300万円オーバーのミディアムモデル「ZR-V」、そして2024年中の発売が予定されるFCEV(燃料電池自動車)の「CR-V」があります。

 こうしたラインナップのなかで不足していた、トヨタ「ヤリスクロス」などをはじめとするエントリークラスのポジションを担うニューモデルとして注目されています。

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