環七~環八のあいだに「練馬~世田谷」南北道路の計画が!? 「中杉通り」の延伸いつ完成? 壮大な「環7.5」構想どこまで進んだのか

開通しそうな区間はどこ?

 まず、開通済みの中杉通りでも、狭い現道を拡幅・バイパスする計画が進行中です。
●中村南工区(用地取得中)

 西武池袋線の南側、千川通り~新青梅街道で約1.1kmの拡幅・バイパス計画が事業化済み。中村橋駅東側の大通りが、そのまま南へ延伸する形です。2023年時点で用地取得率は約20%。着々と現場が進んでいます。そこからさらに南側、鷺ノ宮駅北側までも優先して事業化すべき区間とされています。

●鷺ノ宮駅南側(用地取得中)

 西武新宿線の南側で約700mのバイパス計画が事業化済み。2023年時点で用地取得率は約19%。着々と現場が進んでいます。

 次に、道路がまだ存在していない延伸部のうち、以下が準備中もしくは優先整備路線となっています。
●目白通り~練馬春日町(事業化予定)

 2024年度の事業認可をめざし、用地測量など準備が進められています。旧「としまえん」の西端をかすめて北上し、春日町の東西道路(大江戸線の地上道路)に接続する、延長約1240mの計画です。

●青梅街道~五日市街道(成田東工区)(事業化準備中)

 こちらも都の「第四次事業化計画」に指定され「おおむね2025年度末までに優先的に整備すべき」区間となっていて、事業化をめざし、用地測量が2022年から進められています。

 延長は約890m。狭い路地が密集しているエリアに、歩道付きの南北道路を整備することで、抜け道交通と歩行者との分離を図り、緊急車両がスムーズに通行できるようにします。

●甲州街道(桜上水)~経堂

 もうひとつの「第四次事業化計画」の指定区間がここです。環七~環八で約4kmにわたって「南北道路空白地帯」となっていて、生活車両も緊急車両もまともな南北移動が困難です。中間部で「第四次」に指定されている南北道路はこの都市計画道路だけです。

 こちらは成田東工区とは対称的に、事業化に向けた動きはほぼ皆無。世田谷区の公式ページに目立った情報は無く、区議会で議論された形跡もありません。

 もっとも、南端で接続するはずの東西道路「補助第52号線」も、やはり「第四次」指定ながら動きが特にありません。この道路は渋谷から西進する「淡島通り」の延長線上で、東急世田谷線を超えた宮坂工区までが事業化済みです。

 この宮坂工区が進捗し、さらに先の経堂方面へ事業化の機運が高まれば、それに合わせて「中杉通り」も経堂まで事業化の話が進むのかもしれません。

【画像】超便利!? 「中杉通り」壮大な計画ルートと開通状況を見る(地図)(30枚以上)

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