まさかの「ジムニートラック」売ってた!? 「5ドア」ではない「荷台付きモデル」に熱視線! 「便利でオシャレなジムニー」登場すればヒット必至か

実は最新の「ジムニートラック」登場していた?

 フロントに長いボンネットを持つピックアップトラックは、かつては、国内各メーカーが様々なモデルを販売していました。

 しかし、その後カタログから次々とドロップしてしまい、現在の日本市場で国産メーカーのディーラーから買えるピックアップトラックは、トヨタ「ハイラックス」および三菱「トライトン」のダブルキャブ版のみとなってしまいました。

 2017年からタイ生産モデルを輸入販売しているハイラックスは、年間販売台数を見ると、2021年には約5700台、2022年には約1万台、そして2023年には1万台をオーバー。その好調ぶりがうかがえます。

 そして2024年2月から発売を開始した新型トライトン(こちらもタイ製)も、発売前から大きな話題を呼んでいました。

 アウトドアが一般的なレジャーとなった現在、ピックアップトラックはSUVの選択肢の一つになりつつあることがわかります。

「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」登場なるか
「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」登場なるか

 そうなると、小粋でタフな小型ピックアップ、ジムニーピックアップにも需要があるのではないでしょうか。

 当のスズキもそこに着目していたようで、2019年1月に開催のカスタムカーイベント「東京オートサロン2019」には、ジムニーシエラをベースにした「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」を参考出品しています。

 後部に荷台を背負ったそのスタイルは、往年のジムニーピックアップそのもの。「4WD性能と荷台の利便性を必要としているユーザーの頼れる相棒」というスズキの説明も、ジムニーピックアップのコンセプトと一致します。

 初代や2代目の頃のジムニーピックアップはあくまでも実用的なトラックだったため、装飾やエアコン・パワーウィンドウなどの快適装備は装備していませんでした。

 しかし新時代のジムニーピックアップには、同社の軽トラックのロングボディモデル「スーパーキャリイ」のように伸ばされたキャビン、鮮やかな黄色い塗装、各部のメッキパーツ、車体を一周するウッド調ステッカーなどが備わり、現代流のSUVにふさわしい外観を獲得していました。

 スズキからはその後、ジムニーピックアップに関するアナウンスは発表されていません。

 しかし、新しいジャンルのクルマを次々と生み出す柔軟性があるスズキのことです。もしかすると、ジムニーピックアップの販売は、いつか現実になるかもしれません。

【画像】超カッコイイ! これが「ジムニートラック」です!(30枚以上)

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Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

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