高速道路に“光る車線”が存在! 近未来的な光景に「初めて見た!」「すごい」の声も…視界不良を助ける「帯状ガイドライト」とは
冬の時期にクルマを運転すると、降雪によって視界不良に遭遇することもあるでしょう。そんな視界不良の運転を支援する近未来的な機能がNEXCO東日本をはじめ、各高速道路などにも普及しつつあるといいます。一体どのようなものなのでしょうか。
車線が光る!? 近未来的な機能「帯状ガイドライト」とは
クルマを運転している際、突然の雪や雨などで、視界不良を経験したことがある人もいるでしょう。
そんな視界不良の運転を支援する“近未来的”な機能が、NEXCO東日本管内をはじめとした道路などに普及しているといいます。一体どのようなものなのでしょうか。
雪などで運転時に視界が悪くなると、道路に引かれている白線(区画線)が見えづらくなることがあります。
特に高速道路では速いスピードで走行するなか、外側の路肩ラインが認識できないと、衝突事故が発生する危険性があります。
そんな視界不良時のクルマの運転に役立つのが、ネクスコ・エンジニアリング東北と積水樹脂株式会社が共同で開発した「帯状ガイドライト」です。
ネクスコ・エンジニアリング東北は、東北の高速道路約1300kmの保全点検業務を行っている会社で、道路や設備点検のほか製品開発や販売にも取り組んでいます。
開発した帯状ガイドライトについて、ネクスコ・エンジニアリング東北の担当者は以下のように話します。
「帯状ガイドライトは、夜間の吹雪・降雪・ホワイトアウトなどの走行時に視界不良や、真っ白な路面状況でどこを走っているかわからないときに、路肩ライン位置を表示し運転支援を行う製品です」
ライトを照射する機械が高速道路の一部に一定間隔に設置され、斜め上から緑色のライトが路面に照射。これにより、見えづらくなった外側線の位置をドライバーが容易に確認することができます。
帯状ガイドライトは2012年頃から開発が進み、2013年、2014年には改良された機器が東北自動車道青森管内や盛岡管内、津軽自動車道、関越自動車道など計7箇所に設置されたといいます。
SNSでは帯状ガイドライトを目にしたユーザーから、「雪で線が隠れても分かるようになってた!」「初めて見た!」「すごい」「近未来的!」など驚きの声が多数見られるほか、「北陸自動車もレーザー光線でてました」「関越道でも見た」など、各地での目撃の声も寄せられるなど、近未来を感じさせる珍しい機能に多くの反応が集まっていました。
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帯状ガイドラインは、ネクスコ・エンジニアリング東北を中心に、今まで東北の高速道路の点検やメンテナンスを行ってきた知恵や技術が生かされた機能といえるでしょう。
2023年4月時点ではNEXCO東日本管内361基をはじめ、他道路会社や民間会社など続々と普及が拡大しつつあるといいます。
今後帯状ガイドラインは、クルマで走行している際に見かける機会が増えていくかもしれません。
ネクスコエンジニアリング、技術なんて無いよ積水樹脂の技術でしょ(笑)