トヨタ新型「スポーツSUV」登場! 斬新デザイン&306馬力が凄すぎる!? “590万・765万円”何が違う? 「クラウン」を体感
16代目となった新生「クラウンシリーズ」の中でも走りを意識したスポーツSUVが「クラウンスポーツ」です。HEVとPHEVが設定されていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
新型クラウンスポーツ HEVとPHEVの違いは?
新たに登場したクラウンシリーズの中で最も「走り」を意識したスポーツSUVとなるのが「クラウンスポーツ」です。
その見た目だけでも見る者を魅了するデザインですが、走りにはどのような特徴があるのでしょうか。
新型クラウンスポーツには、2023年11月に発売されたハイブリッド車(HEV)と12月に発売されたプラグインハイブリッド車(PHEV)が用意されています。
見た目だけでは大きな違いはありませんが、それぞれに特徴的な部分が存在します。
エクステリアでは、HEV・PHEVに共通してクラウンシリーズで圧倒的な「美しさ」を表現したデザインを採用。
スポーツSUVにふさわしい躍動感がありつつワクワクするような造形となっており、とくにDピラーからリアタイヤにかけて大きく張り出したフェンダーは最大の特徴的な部分です。
またフロントフェイスも先に発売されている「クラウンクロスオーバー」から進化させたハンマーヘッドを採用。レンズ幅を薄くしたデイランプを黒色部内に集約しよりシャープにすることで精悍な表情に仕立てています。
なおPHEVでは足元に「20インチベンチレーテッドディスクブレーキ(前輪)」や「20インチ対向6ピストンアルミキャリパー」を設定する他、マットブラック塗装を施した専用21インチアルミホイールやレッド塗装のキャリパーを装着しました。
見た目においては、HEV・PHEV共にひと目で「お!」と思わせるデザイン性の高さが特徴的で、実際に乗っていると駐車場の誘導員から「これ、新型クラウンスポーツ? 初めて見たよ! カッコいいね」と声を掛けられるほど。
一方で、乗り込まないと体感出来ないのがインテリアです。
新型クラウンスポーツでは、シリーズに共通して「アイランドアーキテクチャー」を採用しつつ、運転席と助手席をアシンメトリーな色合いが個性的です。
HEVではブラックとブラウンの2色から選べ、他SUVやスポーティデザインのために若干窮屈な印象のあるリアシートでもブラウンであれば視覚的に広さを体感できます。
PHEVでは専用カラー「ブラック&センシュアルレッド」を運転席と助手席で左右非対称に配色。
HEVでは無かったパドルシフトや専用シートが設定されることで「走りの楽しさ」も付与しています。
さらに新開発の光輝材を入れた表皮を組み合わせることで強い陰影と鮮やかな発色を両立したことや、フロント&リアのシートベルトも赤色にするなど「派手すぎる!」と思えるほどの個性を発揮しています。
その他、2024年現時点でHEVは「Z」、PHEVは「RS」と最上級グレードのみの設定となりますが、HEVでは後席シートヒーターが無いなど装備面で細かな差が存在。
このあたりはパワートレインに関係なく最上級グレードであれば共通して欲しい部分ですので、KINTOでアップグレードが出来ることに期待です。
パワートレインではHEVがシステム最高出力234馬力を誇る2.5リッターハイブリッドシステムを採用し、優れた動力性能と低燃費を両立しました。
高出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を採用していることもあり、運転しているとアクセルの応答性やパワフルかつスムーズな加速を体感出来ます。
PHEVではシステム最高出力306馬力を誇る2.5リッタープラグインハイブリッドシステムを採用し、高出力の駆動用モーターを搭載することでHEVよりもスポーティな味付けでクルマを自在に操る楽しさを感じます。
カタログ数値でEV走行が90km可能なため、日常域ではEVドライブが可能で、アクセルを踏んだ瞬間にグイッとシームレスに加速する感覚はエンジン車とはまた違った魅力があります。
パワートレイン以外の走りの面では、車速に応じて後輪の向きを前輪と逆向きもしくは同じ向きに制御するDRS(Dynamic Rear Steering)を採用することで、低速域では最小回転半径の低減を、中速域ではドライバーの意図通りの気持ちいいコーナリングを、高速域では高い車両安定性をもたらすことで、キビキビ走る軽快感を味わえます。
さらに路面状況や運転操作に応じ、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVS(Adaptive Variable Suspension system
を採用することでしなやかな動きと接地感のあるフラットな乗り味を実現するなど、まさにスポーツSUVにふさわしい走りが可能です。
このような特徴があるクラウンスポーツですが、PHEVならではの発電・給電機能として、停電・災害時などの緊急時やアウトドアに役立つ、最大1500W(AC100V)の外部給電機能を標準装備。
さらにクルマに蓄えた電気を住宅に供給する「V2H」も設定されており、災害などの停電時に蓄電池”して活用でき、バッテリー満充電・ガソリン満タンのPHEVでは、一般家庭が日常使用する電気量約6.5日分の電力を供給可能です。
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新型クラウンスポーツの価格はHEVが590万円。PHEVが765万円です。
なおPHEVは「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の55万円があります。さらに東京都に在住の場合「ZEV補助金」として45万円もあり、100万円ほどの補助金が受け取れることになります。
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