実は危険な「タイヤ交換」!? DIY作業で「死亡事故」も! “熟練者”でも起こりうる「悲惨なトラブル」を防ぐ方法とは
ジャッキが「外れる・倒れる」原因とは
そもそもジャッキが外れる・倒れる原因としては、「正しい位置にジャッキを当てていない」ことが挙げられます。

車体の底部分には「ジャッキポイント」と呼ばれる、メーカー指定の“ジャッキを当てる場所”が設けられて備わっていて、車体下部の前輪と後輪の間に「逆三角形」のマークで示されている場合が大半。ジャッキを使う際は、必ずここに当ててください。
また他には、平らではない場所や、地面が柔らかい土の上などでジャッキを使うのも避けるべき。
しっかりとジャッキポイントに当て、ジャッキスタンドで支えていても、肝心の地面の状態が悪ければ、ジャッキが外れたり倒れたりします。
このような事態を防ぐためにも、ジャッキアップは必ずコンクリート製など頑丈かつ平らな地面で行いましょう。
加えて、ジャッキアップ中にクルマが動いてしまわないよう、シフトレバーはパーキングに入れ、サイドブレーキもしっかりと引きます。
また、車輪止めを使って対角線上のタイヤを固定することも重要です。
※ ※ ※
自前でタイヤ交換を行えば交換作業の工賃を支払う必要がなく、かつ好きなタイミングでタイヤを換えることができます。
しかしその反面、慣れている人でもうっかり不注意で事故を起こしてしまう可能性があります。
たとえ腕に覚えがある人であっても、無理に慌てて作業するくらいならば、ディーラーなどプロに依頼するのが無難でしょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

















