慣れない「雪道・凍結路」どうする? 油断でスピンも!? 何が原因? 安全な運転方法とは

覚えておきたい雪見を安全に走るコツ

 冬の道路では、ほかにも事故につながる危険な現象が起きがちです。

 まずひとつが、スリップ現象です。

 タイヤが滑るスリップ現象は、スピンの前兆でもありますが、クルマがコントロール不能になるのでスリップして路肩に突っ込むということもあります。

 雪道で追突や玉突き事故が増えるのも、スリップ現象が多発するためです。
 
 次に、冬の道路ではアイスバーンにも注意しなくてはなりません。

 アイスバーンとは、道路が凍りついてスケートリンクのようになる状態をさし、カーブや橋の上、トンネルの出入り口、交通量の多い交差点でできやすいといわれています。

 とくに、アスファルトが見えた状態で凍っている場合はアイスバーンと認識しづらく、スリップはおろかスピンも誘発するので非常に危険です。

 では、こうした雪道などを走るときに、安全のためにできることはあるのでしょうか。

 タイヤのグリップ力が極端に低下し、加速や停車、ハンドル操作の反応が悪くなるので、それを踏まえてクルマを操作するとよいでしょう。

 アクセルやブレーキは6分目を意識し、急ハンドルは慎みます。

 フットブレーキに頼らず、AT車の場合は2速かローギアのエンジンブレーキを使って減速してから止まると、スリップしにくくなります。

 思うように止まれないことを認識し、車間距離をいつもの2倍くらい長く保つのも安心できます。

 制限速度より10kmから20kmほど抑えて走行するとより効果的でしょう。

 後続車から遅いと思われる心配もありますが、こうすることで安全を確保する選択肢を持っておくのもひとつの方法です。

雪道では「ノーマルタイヤNG」(Photo:国土交通省公式Twitterアカウント)
雪道では「ノーマルタイヤNG」(Photo:国土交通省公式Twitterアカウント)

 雪の坂道は慎重に走行することが大切です。上り坂では、急激にアクセル操作をするとタイヤが空回りするので、ちょうどいい加減をみながらアクセルを踏み込みます。

 前輪に負荷がかかる下り坂は、クルマが前のめりになり、おしり側が振れやすくなります。このとき、エンジンブレーキも使って運転するとスピンを防げます。

 クルマが通った跡の轍(わだち)を走るときは、ハンドルをとられたりスピンしたりしないように、なるべく轍の流れに逆らわず十分にスピードを落とすことが大切です。

※ ※ ※

 積雪地帯ではあたりまえのことも、雪に慣れない人にとって雪道の運転は難しいと感じられるかもしれません。

 自分や同乗者を守る、周囲を巻き込まないためにも、スタッドレスタイヤを過信することなく慎重な操作を心がけるとよいでしょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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