年収400万円で「新車」買うには何が一番お得? 「ローン・リース・サブスク」ベストな方法とは
原材料費や物流コストの上昇により、新車の価格も高騰しています。少しでも賢くクルマを所有できる方法はあるのでしょうか。年収400万円の人が400万円の新車を買う場合で検証してみます。
新車をオトクに乗るにはどうすれば良い?
このところ、原材料費の高騰や物流に関わる人件費の値上げなどにより、新車の価格が高騰しています。
一般的なクラスのクルマですら300万円~400万円のプライスが付くのもザラな状態となっている一方で、我々庶民の収入が大幅に伸びる気配はなく、新車が高すぎて手が出せなくなっている人が増えているようです。
そこで、年収400万円のサラリーマンが400万円くらいの新車に乗りたい場合、どうするのが賢いのか考察してみます。
まずは、一般的な買い方を考えてみましょう。車両価格が350万円前後で、これに希望するオプションなどを加えて諸経費も支払うとなると、コミコミ400万円前後となります。
昔よく言われていたのが「年収に対してクルマの価格は1/3程度に」ということ。ただし、この計算式でいくと、年収400万円の人は130万円ほどのクルマしか買えないことになってしまいます。
さすがにこの金額で買える新車は、軽自動車ではチラホラ見かけるものの、登録車ではほぼ皆無。
一方で400万円のクルマを5年乗るとして、頭金なしの分割で購入すると、年間の支払いは80万円前後です。
ここに任意保険料や燃料費、高速利用料金、駐車場代などが加算されると月々のローンが約7万円、5年なので2回の車検代として10万円×2、任意保険料が年間3万円前後。これには燃料費などが含まれていないのですから、単純な試算では月に10万円以上もの出費になります。
なお、20代から40代の一般男性の毎月のお小遣いは約4万円前後という調査もあり、生活費や光熱費なども高騰していますから、クルマに使えるお金は3万円代程度となると400万円のクルマは遥か遠くの憧れの存在となってしまうのです。
そこで、400万円のクルマを買うために策として、購入(または所有)方法に着目。最近増えているのが「カーリース」と「サブスク(サブスクリプションサービス:定額制サービス)」の利用です。
もちろん一般的なローンで購入する人も多いでしょうが、今は「定額制」がトレンド。しかしその違いを端的に説明できるかと言われれば、なかなか難しいものです。
では、実際に販売に携わるプロはどのような買い方をお薦めしているのでしょうか。
都内のディーラーに勤務経験のあるN氏に聞いてみたところ、何を基準にクルマを購入するのか、日々のクルマの利用頻度、主要目的などによってかなり違ってくるといいます。
「昔は『クルマ=資産』という考えが根強く、リースなどは敬遠されがちでした。しかし最近は、所有するより利用するという考えかたにシフトしてきている印象を受けます。
その傾向は特に若い人に顕著で、車検料や保険代なども含まれた定額払いのリースやサブスクに抵抗が少ないからかもしれません」
また昨今、購入(所有)を希望するユーザーが新車ではなく、手が出せる価格帯の中古車にシフトする人が増えたとも感じているそうです。
確かにサービス終了後の残価設定によって、その差額分だけを均等に支払えば良いリースやサブスクは月々の支払いだけで見ればお得感はありますが、必ずしもメリットばかりとは断言できない部分もあります。
「一般的なローンとリースサブスクでの違いは、クルマに対しての『所有権がない』という部分です。つまりサービス期間が終了するタイミングで、クルマを返却しなければいけません。
また『所有権』が契約会社にあるため、ユーザーが自分好みにカスタムできないのもデメリットとなります」(ディーラー勤務経験のあるN氏)
もちろんサービス期間の延長はもちろん、リースの場合は最終的に買い取ることも可能ですが、残額を一括で支払う必要があります。
リースはともかく、サブスクでは、わざわざ最後に大きな出費をするメリットはあまりないのだそうです。
400万程度しか無い給与なら、無理せず中古車買ったらええやん。
リース、サブスクどらもローン組んでるのと変わらない。5年乗り換えの残クレなんて乗り換えなきゃ永遠にローン組んでるようなもん。それまでの支払いをドブに捨ててるのと変わらない。要は賃貸(リース、サブスク、残クレ)ではなく持家を買って資産にするのが利口。3年、5年しか乗らないならカーシェアにしておけ。