全長5m超え! ホンダ新型「最大・最上級SUV」登場へ!? 3列シート×「豪華内装」採用のフラッグシップモデル「ACURA MDX」 24年中に米で刷新
ホンダ北米法人は2024年中に「アキュラ」ブランドで展開しているSUV「MDX」をモデルチェンジ予定であることを明らかにしました。
アキュラ最上級SUVがモデルチェンジへ
ホンダ米国法人は2024年1月18日、2024年の米国内における自動車事業の概要を発表しました。
そのなかで、ホンダが主に北米地域などで展開している高級ブランド「アキュラ」のミディアムサイズSUV「MDX」について、モデルチェンジを実施することを示唆しました。
MDXは2000年4月に登場した3列シートの高級SUVです。初代は2003年から2006年まで、国外生産の輸入車として日本でも販売されたことがあります。
2代目以降は日本国内で販売せず、アキュラブランドモデルとして主に北米などの海外市場に向けた中型SUVとして展開しています。
現行型は4代目で2020年12月に発表されました。アキュラブランドのベストセラーモデルとして位置づけられ、最上級モデルとなっています。
ボディサイズは全長5039mm×全幅1999mm×全高1704mm、ホイールベースは2890mm。トヨタ「ランドクルーザー」(全長4950-4985mm×全幅1980-1990mm×全高1925mm)よりも全長・全幅は大きく設定されています。
エクステリアは現在のアキュラ車に共通する大型「ダイヤモンドペンタゴングリル」や「ジュエルアイLEDヘッドライト」を採用し、緻密でありながらも大胆なデザインとなっています。
インテリアは「アキュラ・プレシジョン・コックピット」を取り入れ、アキュラ車最大となる12.3インチの液晶メーターを装備するなど、高級感と先進性を演出。
シートは最高級素材のミラノプレミアムレザーが用いられ、パイピングやキルティング加工などが施されたほか、メタルフレーク入り木目パネルやステッチをあしらったインパネなどが装備されています。
先進運転支援では、衝突被害軽減ブレーキや車線維持支援、ブラインドスポットモニターなどを組み合わせる「アキュラ ウォッチ」を全車標準装備しています。
パワーユニットは2タイプのV型6気筒エンジンを用意。最大出力290HP・最大トルク267lb-ftを発揮するベーシックな3.5リッター自然吸気エンジンに加え、355HP・354lb-ftを発揮する3リッターツインスクロールターボのスポーティモデル「タイプS」も設定します。
駆動方式は四輪駆動の「SH-AWD」システムを設定し、一部モデルで前輪駆動も選択できます。
現行モデル(2024年型)の価格(消費税込)は5万150ドル(約741万円)から7万3800ドル(約1091万円)に設定されています。
今回の発表によれば、新モデルではデザイン変更だけでなく、さらなる機能の向上を図った高度先進運転支援システム「アキュラ ウォッチ スイート」の採用や、Google ビルトインの搭載による新インターフェース装備など、先進機能が高められるといいます。
このほか、Bang and Olufsen プレミアム オーディオの設定、新たなマルチインフォテインメントシステムも装備されるとしています。
なお、発表では触れられていないものの、米国ホンダ全体で2040年までに100%のゼロエミッション(廃棄物ゼロ)車の販売を達成するとしており、新型全電動SUV「ZDX」を投入予定とするなど電動化を進めていることから、新モデルでは何かしらのハイブリッドモデルが用意される可能性があります。
発表時点で具体的な登場時期は示されておらず、デザインや価格などの情報は不明ですが、2024年内の登場が待たれます。
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日本においてMDXは正規で展開されていませんが、近畿地方でホンダの販売店などを運営するホンダネット京奈(奈良県奈良市)は、現行MDXの新車を並行輸入して販売しています。
日本の法規に対応できるよう改善が施され、また正規モデル同様にメンテナンスや延長保証などのアフターサービスも展開しています。
MDXのモデルチェンジに合わせて、今回も新モデルが国内投入される可能性もあり、今後の動きに注目が集まります。
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