5億円の日産「スカイライン」登場! 400馬力超えで限定99台!? 注目の「400R」とは
「東京オートサロン2024」で展示された高額な日産「スカイラインGT-R(通称R33)」をベースとした「NISMO 400R」が話題を呼んでいます。
5億円の「スカイラインGT-R R33」驚きの価格だけど「NISMO 400R」はどんなクルマ?
2024年1月12日から14日まで千葉市美浜区の幕張メッセで、日本最大級のカスタムカーショー「東京オートサロン2024」が開催されました。
中でも、高額な日産「スカイラインGT-R(通称R33)」をベースとした「NISMO 400R」が話題を呼んでいます。
1983年の「東京エキサイティングカーショー」を皮切りに、多くのカスタムカーやチューニングカーを出展してきた「東京オートサロン」は、2024年で42回目を迎えました。
今回展示されたNISMO 400Rは、55台限定の非常に希少性が高いモデルですが、なんと販売価格が驚きの5億円に設定されていました。
しかし、なぜこれほどまでに高い金額に設定されているのでしょうか。
ベースとなる通常のR33スカイラインGT-Rは1995年1月6日に発売。4代目としてデビューし、総販売台数は1万6422台を記録しました。
搭載するエンジンは先代のものを引き継いだ2.6リッターの「RB26DETT型」を使用し、最高出力は280馬力を発揮。
この通常モデルですら、走行性能が高いスポーツカーとして高く評価されていましたが、今回展示されたNISMO 400Rは、それをさらに上回るチューニングが行われているモデルです。
NISMO 400Rは、1995年2月1日に受注が開始。通常のGT-Rモデルに搭載される2.6リッターエンジンから2.8リッターへと排気量がアップし、専用エンジンはN1マシンと同等の最高出力400馬力を発揮することから、その名前の由来となっています。
パワーアップしたのはエンジンだけでなく、その馬力を最大限に生かすべく、ボディ剛性やシャシにも改良が加えられたことから、ファンの間では「究極のR33」とも呼ばれています。
さまざまなチューニングが行われ、走行性能が格段と上がっていることが魅力の1台となっていますが、具体的にはパワーアップに伴う冷却類の大容量化。
クラッチのツインプレートにへの変更。プロペラシャフトもスチールからカーボンに変更と、剛性の強化と軽量化を共に実現しています。
また、足回りにも大幅な改良が行われ、NISMOオリジナルセッティングのサスペンションやショックアブゾーバーを搭載。
装着するホイールもワイド化され、発揮する馬力とトルクを全て使いこなせるように仕上げられました。
この個体について、東京オートサロン2024に展示した高崎自動車販売が展開するクラフトスポーツの担当者は、次のように話します。
「カスタム箇所はなく、フルノーマルです。
どこかしらがカスタムされているGT-Rが多い中、この個体はフルノーマルの状態で残っています。
また、非常に少ない走行距離も価格に影響する要因のひとつとなっています」
高価格の理由のひとつとして挙げられるのが、その希少性の高さです。
99台の限定受注生産となっていましたが、実際に生産されたのは55台。
さらに、そこからオーナーの手に渡ったのは40台と言われていることから、極めて希少性が個体なのです。
過去には2億5000万円という価値で取引されたこともあるNISMO 400R。
今回の個体の走行距離は5900kmと極めて低走行距離を維持しています。
その希少性の高さと状態の良さが、5億円というプライスタグに繋がりました。
現段階では売り手が勝手に値段付けただけで、
別に5億円の価値があるスカイラインがあるわけじゃない
5億円で"売れてから"ニュースにしようねw