まさかの56年ぶりにマツダ「4ドアセダン」復活!? カリビアンブルーが良い味出してる!? 学生手掛けた「ルーチェ」とは
東京オートサロン2024でマツダ「ルーチェ」が展示されていました。どのような経緯で展示されたのでしょうか。
日本最大級のカスタムカーショー「東京オートサロン2024」が開催され、さまざまなクルマが展示されました。
そのなかで、日本自動車大学校は1968年式のマツダ「ルーチェ」をベースとした「NATS-S LUCE」を展示しています。
ルーチェは、ファミリーセダンとしてデビュー。昔ながらの丸目のヘッドライトが特徴的で、左右に2つずつ大きなライトが取り付けられています。
搭載するのは1.5リッターエンジンで、最高出力は78PSを発揮。
最大トルクは115.7 Nmとなっており、決して走行性能が高いクルマとは言えませんが、ファミリーセダンとして十分な仕事をこなせます。
今回のNATS-S LUCEについて、日本自動車学校は次のようにコメントします。
「これは吉井自動車工業の吉井会長が独立開業記念に購入した思い出深い車両です。
吉井会長に親しくしていただいた関係から日本自動車大学校で譲り受け、大切に保管していました。
しかし経年劣化により輝きを失いつつある車両を車体科で身に着けた技術を活かしてキレイにリフレッシュ。
もう1度自動車として活躍できるようにしました」
レストアということもあり、販売時と同じ状態に修復が行われています。
そのため、マフラーやサスペンションをはじめとしたパーツなど、全て純正のものが使用。ボディカラーは「純正風カリビアンブルー」となっています。
また、内装のレストアも目を引くもので、シートや、ステアリング、メーターなども純正のものが用いられており、まさに新車時と同様のクルマへと復活しました。
レストア作業の中でのこだわりポイントについて、前出の担当者は次のように話します。
「全体的に鉄板が古く、特にドアの部分は電食を起こしていて腐っていました。
腐った部分を取り除き、そこに綺麗な鉄板を入れて繋ぎ合わせる作業に最も時間がかかりました。
このドア部分の鉄板の溶接は、妥協するわけにはいかず、最も手の込んだ作業となりました」
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このように、倉庫で眠っていたルーチェが、完全なレストア車両として新車同様のコンディションまで復活を遂げました。
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