トヨタ超小型「C+pod」24年夏に生産終了! 166万円からの「軽規格EV」 約4年半で姿を消すことに
トヨタは公式ホームページにて超小型EVモビリティ「C+pod」2024年夏に生産終了することをアナウンスしました。C+podとは、どのようなモデルだったのでしょうか。
トヨタの超小型モビリティ「C+pod(シーポッド)」 24年夏に生産終了
トヨタは公式ホームページにて超小型EVモビリティ「C+pod」2024年夏に生産終了することをアナウンスしました。
C+podとは、どのようなモデルだったのでしょうか。
2020年12月25日に超小型EVモビリティとして登場したC+pod(以下シーポッド)は、当初法人ユーザーや自治体などを対象に限定販売を開始しました。
翌2021年7月22日からは、神奈川のトヨタ系販売会社とトヨタレンタリース横浜が共同でシーポッドを使ったショートタイムレンタカーを開始。
そして、2021年12月23日より個人向けも含むすべてのユーザーに拡大したと発表しました。
発売以降の状況を見ると、自治体などが活用している事例が数例見られます。
また2023年1月16日に愛知県豊田市は、脱炭素社会を目指した「豊田市つながる社会実証推進協議会」の取り組みで、シーポットを20台ほどシェアカーとして市民に貸し出す実証実験を期間限定で実施します。
そんなシーポッドは、超小型モビリティに分類されることから「ラストワンマイル」での活躍が期待されていました。
トヨタは実際にシーポッドについて「軽自動車よりも小さく、免許取り立ての独身若年層や運転に不安を感じる高齢者の方など、日常生活で少人数かつ近距離の移動が多いユーザーの方々に賢く使っていただけるモビリティです」と説明しています。
ボディサイズは全長2490mm×全幅1290mm×全高1550mmで、RRレイアウトで最小回転半径は3.9mとなり、日本の狭い道でも扱いやすい取り回しの良さが魅力です。
最高速度は60km/hで、一充電走行可能距離は150km(WLTCモード)。車両区分は軽自動車となり黄色のナンバープレートが付いています。
普通充電(200V)での充電時間は約5時間とされています。グレードは「X」(消費税込価格:166万5000円)と「G」(173万1000円)の2種類を用意。なお一部法人向けには1人乗り仕様もありました。
このような背景で誕生したシーポッドですが、約4年半で生産終了となります。公式ホームページでは以下のようにアナウンスされています。
「24年夏頃を持ちまして生産終了いたします。長い間たくさんのお客様にご愛顧いただきました。誠にありがとうございました」
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今回の生産終了する理由についてトヨタ広報部は「これまで小型モビリティとしてお客様に提供してきましたが、一定の役割が完了したと判断したことから生産終了となります。なお生産終了後もアフターケアなどは継続します」とコメント。
また実際に販売現場の状況について、首都圏のトヨタ販売店は「シーポッドは、法人様でいくつかオーダーを頂きました。個人様も問合せはあったものの、購入に至ったという話を聞いていませんでした。とは言え、この手の小型モビリティは一定の需要があると思います」と話していました。
はっきり言って売れてません。理由は価格と車内が狭いことです。夫婦で買い物に出かけても荷物も置けない。これで170万円?軽自動車買うわ私なら!アイデア倒れの典型
残念。リース専用でなくて一般販売待ってたのに。
BEVとしてはSAKURAとCOMSのちょうど間のサイズ、価格などでニッチなりの需要はあったと思うが。
(近所の老健施設が使ってる)
次期モデルに期待。