「阪神淡路大震災」から29年! 運転中の対応は? 覚えておきたい「3つ」の対処法をJAFが解説
2024年1月17日は「阪神・淡路大震災」から29年目を迎えます。最近では1月1日に「能登半島地震」が発生して大きな被害をもたらしました。そんな地震大国の日本で運転中に地震に遭遇したらどうすれば良いのでしょうか。
地震発生時に運転… 覚えておきたい「3つ」の対処法
2024年の日本は「能登半島地震」が元日から発生しました。地震、津波により甚大な被害が出ています。
そして1月17日は阪神・淡路大震災から29年目を迎えます。地震大国である日本では、いつ地震が起きるかわかりません。
クルマの運転中に地震に遭遇する可能性もあり、いざというときにどのような行動を取ればよいのでしょうか。
過去にJAF兵庫支部は、運転中の地震対策について注意喚起をおこなっています。
日本は、複数のプレートが集中している場所にあることから地震大国と呼ばれています。
地震は、プレートと呼ばれる巨大な板状の岩がズレたり、ぶつかると発生すると言われています。
そのプレートが複数集中していることから度々、大きな地震に見舞われる日本。阪神淡路大震災の発生時に、JAFでは関西本部に地震対策本部を設置し、延べ2100名のロードサービス隊員が1万4134件にのぼる救援活動を行いました。
そうした経緯からJAF兵庫支部では過去に「地震時の対処法」を発表しています。
この際にJAF兵庫支部は「震災を知らない世代のドライバーが増えてきたため、運転中に地震が起きたときの注意点をまとめました」と説明していました。
それでは、運転中に地震が起こった場合、どのようなことを覚えておけば良いのでしょうか。
大事な3つの行動としては「道路の左側にクルマを停止」、「揺れがおさまるまで車内で待機」、「クルマのキーはつけたまま避難」が挙げられます。
大地震が発生したときに、周囲を走るクルマは地震に気づいていないこともあるので、周りの状況を確認しながら、ハザードランプを点滅させるなどして注意を促します。
スピードを落として、できるだけ安全に道路の左側にクルマを寄せて停止。その後は慌てて車外に飛び出すと危険なことがあるため、揺れがおさまるまで車内で待機し、情報を収集することが大切です。
クルマのラジオや、スマホなどで地震情報、または道路交通情報を聞いて情報を収集し、その情報や周囲の状況に応じて適切な行動が重要です。
状況によっては、クルマをその場に置いて避難することも考えられます。
その場合は、できるだけ道路外の場所に移動させておくのが理想です。しかしやむを得ず道路上に置いて避難するときは、できるかぎり道路の左側に寄せておきます。
エンジンを止めてサイドブレーキをかけ、カギはつけたままに。スマートキーの場合は、カギの本体を車内の目立つ場所に置きます。
そのときに、キーに内蔵されている補助キーは取り外して自分で管理してください。
なお、カギをつけたままにする理由は、緊急車両や救援車両の通行の妨げになる場合などに、速やかに移動させる必要があるためです。
また、クルマから離れるときは、窓を閉めた状態で、ドアロックをせずに避難しましょう。
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国や地方自治体は、道路や運行車両の安全を守るためにさまざまな防災対策を進めています。
しかし災害はいつ起きるかわかりません。阪神淡路大震災以降も新潟県中越沖地震、東日本大震災など日本では度々大地震が発生してます。
また直接的な地震による被害以外にも地震による津波や火災なども起こることから、二次被害にも注意が必要です。
そうしたことからも、災害時の対策について再確認しておき、いざというときに落ち着いて行動できるように心がけましょう。
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