マツダ「新型ロータリースポーツカー」実現へ!? 毛籠社長が公言! 「専門部門」新設で新型「アイコニックSP」市販化が一歩前進
マツダは2024年1月12日、ロータリーエンジン専属の開発チーム立ち上げを発表しました。マツダの毛籠社長が「東京オートサロン2024」会場で明らかにしたもので、ロータリースポーツカー実現に向けた大きな一歩となりました。
ファンからの熱烈な反響にマツダも「奮起」!
マツダの毛籠社長は2024年1月12日、ロータリーエンジンの専属開発チームを立ち上げると発表しました。
これは、幕張メッセで開幕したイベント「東京オートサロン2024」会場で明らかにされたもので、毛籠社長は同社が2023年10月に発表したロータリーEVスポーツカーのコンセプトモデル「アイコニックSP」の実現に向けた、大きな第一歩になるといいます。
マツダのコンパクトスポーツカー「MAZDA ICONIC SP(マツダ アイコニック エスピー、以下アイコニックSP)」は、2023年10月25日に世界初公開されました。
第1回「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023:JMS2023)」で発表されたコンセプトモデルで、パワートレインには、ロータリーエンジンを活用した最高出力370PSの「2ローターロータリーEVシステム」を搭載しています。
ロータリーエンジンは、1967年に「コスモスポーツ」で量産化に成功して以来、マツダ独自のエンジン技術として発展。
1977年登場の2ドアスポーツカー、初代「RX-7」に搭載されて以降は、主にスポーツモデル用の高性能パワーユニットとして特に支持を集めてきました。
3世代続いたRX-7が2002年に終了後、実質的な後継車である4シーター・4ドアのスポーツクーペ「RX-8」が2003年に発売されましたが、2013年には販売を終えています。
そんななかで登場したロータリースポーツのアイコニックSPは、JMSで大きな注目を集めました。
ロータリーエンジンは、水素など様々な燃料を燃やせる拡張性の高いユニットで、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みにもマッチするパワーユニットだといい、SNSなどではファンの間からも市販化に対し大きな期待の声が寄せられていました。
マツダの毛籠社長は取材陣に対し、次のように話します。
「アイコニックSPに対し、極めて大きな反響、そして熱烈な声をいただき、我々も感激しました。
そこでなんとか(市販化を)実現できるように、まずロータリー開発部門のスタートを切りました。
これはまだまだ解決しなければならない技術的な課題があり、ハードルも物凄く高いです。
しかしマツダが得意とするあくなき挑戦精神で立ち向かってみようと、現在社内の奮起を期待しているところです」
ロータリースポーツカーの市販化実現に向け、今後の更なる展開に期待がかかるところです。
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