レクサスが「小さな高級車」に参入! プレミアムすぎる新型コンパクトSUV「LBX」どんな人に適してる?
ライバルは輸入コンパクトSUV?
国産車である新型LBXですが、ライバルとなるのは輸入コンパクトSUVでしょう。400万円から500万円前後の価格帯はミニブランドの「ミニ クロスオーバー」やアウディ「Q3」、DSオートモビルズ「DS3」などが存在しています。
都内で輸入車販売に携わるN氏は次のように言います。
「特にミニ クロスオーバーはかなり強力なライバルでしょう。レクサスの強みはリセールバリューが高いことにあり、数年乗って手放しても、一般的な国産SUV(の新車価格)と支払い総額が変わらないくらいの高値(査定額)がつく可能性もあります」

またN氏は、富裕層の女性が購入するケースも多いのではないかと予想します。信頼性が高く、高級かつ最先端の運転支援技術も搭載、それでいて取り回ししやすいサイズのSUVは、現代の女性が求める理想のクルマに近いといえそうです。
一方で、神奈川県のH整備士は、前後異径タイヤであることが懸念点だといいます。
新型LBXは、フロントが225/60R17、リアが225/55R18という、前後で異なるサイズのホイールを装着しているのですが、前後異径はとにかくお金がかかるようです。
「通常であれば、ローテーションなどをして走行距離が2万kmまで、タイヤは問題なく使えます。
ローテーションは前後のタイヤを入れ替えるのですが、前後異径だとその入れ替えができず、重量配分によっては前輪のみ、または後輪のみがすり減る可能性もあります。
そうなると、まだ使えるタイヤがあっても4本同時に新しいタイヤセットに交換することになり、維持費が高くなりそうです」
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欧州では昔から「小さな高級車」という路線はあるのですが、日本ではあまり根付かなかったジャンルです。
そのため、どれだけの人がプレミアムコンパクトな新型LBXに価値を見出せるかがポイントとなるのではないでしょうか。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

















































