1300万円の斬新「トヨタ“車中泊”カー」実車公開!? まさかの「タンドラ」顔にアップデート! ワイルド過ぎる「ハイラックス」登場

2023年12月に開催された「大阪モーターショー」にて、ダイレクトカーズはワイルドな「タンドラ」風マスクにカスタマイズしたトヨタ「ハイラックス」の車中泊仕様「BR75」を展示しました。どのようなクルマなのでしょうか。

アメリカンテイスト満点! 「タンドラ」風マスクの「BR75」とは

 2023年12月8日から11日、4年ぶりに開催された「OSAKA MOBILITY SHOW 2023(第12回大阪モーターショー)」では、関西はもちろん、全国からさまざまな車両が集まりました。
 
 その中でもその巨体と顔立ちで大きな人気を得ていたのが、ダイレクトカーズのキャンピングカー「BR75」でした。

トヨタ「ハイラックス」がめちゃワイルドに! 「ダイレクトカーズ」のキャンピングカー「BR75」[第12回大阪モーターショーにて]
トヨタ「ハイラックス」がめちゃワイルドに! 「ダイレクトカーズ」のキャンピングカー「BR75」[第12回大阪モーターショーにて]

 ダイレクトカーズは、2009年の創業以来、キャンピングカーの製造・販売を行っているカーショップ。

 トヨタの商用バン「ハイエース」をベースにしたカスタムカーやキャンピングカーなどを展開しているほか、近年はより大型の車両のカスタムも手掛けています。

 今回ブースに展示していたのは、同社がカスタムした大型キャンピングカーのBR75です。

 トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」の荷台と一体化した大型のキャノピーを搭載。

 ルーフのポップアップ式テントと共に、室内で車中泊できる広大な空間に拡大したほか、外装も全面的なカスタマイズを施しています。

 その外装で最も特徴的なのはその顔立ちです。

 フロントグリルは横長の六角形のデザインになっており、これはトヨタが米国で展開している大型のピックアップトラック「タンドラ」にそっくりのワイルドなスタイルに“整形”されています。

 また、フロント部分にはいかにもオフロード車らしいシュノーケルを装備。ボンネット上にはパワーバルジを思わせる加飾が追加されているほか、大型化したオフロードタイヤが収まるようにタイヤフェンダーなどもワイド化されていました。

 車内をのぞいてみると、ソファやテーブル、それに収容棚や電子レンジなどが置かれ、くつろげるリビングの雰囲気。

 車外後方から室内へアクセスできるドアも設置されるうえ、さらにボディサイドにもゲートを備え、車内の水タンクから車外へシャワーを引き出すことも可能となっています。

 会場のスタッフは、タンドラ風BR75について次のように紹介していました。

「今回展示したモデルは、10月25日に鈴鹿店がオープンしたお祝いを兼ねた特別なモデルとして造られました。

 見た目のインパクトを重視したのと、ルーフによって車内を広く使用できるようにしたのが大きな特徴です」

 BR75は既に注文可能で、車両本体価格は998万円。

 大阪モーターショー会場で展示していた車両(BR75-B)の販売価格は、オプション装備や参考装備品などを含め、1303万500円となっていました。

※ ※ ※

 ハイラックスは、トヨタ自動車が1968年に生産を開始したピックアップトラック。現行モデルは2017年に登場した8代目となります。

 日本車としてはかなり大きいサイズになりますが、その豊富な積載量とトヨタ車らしいタフで信頼感のある走行性能が世界中で評価されており、現在は約180の国と地域で販売されています。

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Writer: 鈴木伊玖馬

愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。

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