トヨタ「タンドラ」に純正アップグレードプログラムが登場

　トヨタは、2023年10月31日から11月4日までラスベガスで開催されたカスタムカーショー「SEMA2023」で、フルサイズピックアップトラック「タンドラ」の“パワーアップオプション”「TRDパフォーマンスパッケージ」を発売すると発表しました。

　海外専売車種ながら、日本でもファンがいるタンドラだけに、様々な反響が集まっています。

　タンドラは、1999年に登場したフルサイズピックアップトラックです。主に北米など国外市場のみで正規販売されるクルマですが、一部並行輸入業者が日本国内に持ち込んでいる事例も存在します。

　2021年に登場した現行型は、15年ぶりの全面刷新を受けた3代目で、ボディサイズは全長5933-6414mm×全幅2037-2073mm×全高1969-1981mm、ホイールベースは3700-4180mm。

　フルサイズSUVの「セコイア」とプラットフォームを共有しており、同車と並んでトヨタの乗用車のなかでも最大級のモデルです。

　エクステリアは、大型のハニカムグリルやくさび形のヘッドライト、大きく張り出した前後フェンダーが筋肉質でタフな印象を感じさせるデザインに仕上がっています。

　インテリアは、水平基調のダイナミックなデザインでタフ感を強調、14インチの大型タッチディスプレイを設けたほか、一部グレードではウッドパネルやステッチを施したレザーを用いるなど、高級感を高めています。

　パワートレインは、最高出力358馬力もしくは389馬力の3.5リッターV型6気筒ツインターボ「i-FORCE」エンジンと、同エンジンにモーターを組み合わせるシステム最高出力437馬力のハイブリッド「i-FORCE MAX」を用意。組み合わせるトランスミッションは10速ATで、駆動方式はFRと「マルチテレインセレクト」搭載の4WDが選択可能です。

　そんななか今回、現行型タンドラのi-FORCE MAX搭載車に、アップグレードオプション「TRDパフォーマンスパッケージ」を設定することが明らかとなりました。

　同パッケージを取り付けることで、ターボチャージャーへの空気の流れを増やし、ソフトウェアを介してエンジン管理のキャリブレーションを最適化。背圧を低減する大容量で高流量のデュアルインテークと、より流動性の高いキャットバックエキゾースト2変更します。

　また、エンジン出力を最適化するために不可欠な要素である91オクタン価のプレミアム燃料を活用するように最適化。最高出力は437馬力から469馬力に向上します。

　外観では、テールゲートの特別なバッジや独自のエキゾーストチップが装備されます。

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　タンドラは基本的に国外市場のみで販売されているクルマであることから「国内導入してほしいなあ」「田舎町だとこのサイズでもメリットだらけだと思う」「いいなあ」など、羨む声が多数集まっています。

　なかには、「国内でも見たことあるけど迫力ありすぎて乗りづらそうって思ったけど、米国で売れているとのことで、スケールの大きさを感じる」といった声も見られるなど、タンドラに関するニュースに様々な反応が見られました。

　なお、今回発売が明らかとなったTRDパフォーマンスパッケージの価格は、3400ドル（約51万円）。発売は2024年初めを予定しています。