200万円級! ホンダ「新型コンパクトSUV」の“最安モデル”は必要にして十分!? お手頃SUV「WR-V」最廉価モデルの中身は
ホンダの新型SUV「WR-V」は手頃な価格設定が特徴ですが、最安モデルはどのようなものなのでしょうか。
注目の“お手軽SUV”「WR-V」の最安モデルの中身とは
ホンダは2023年12月21日、新型「WR-V」を正式発表し、2024年3月22日に発売すると明らかにしました。
新たなエントリークラスのSUVとして登場するWR-Vですが、最廉価モデルはどのような内容なのでしょうか。
WR-Vは2023年6月にインドで世界初公開されたコンパクトSUVです。インド市場においては車名が異なり、「エレベート」という名称で販売されています。
日本向け仕様車の生産はインドで、国内のホンダとしてはインド生産車を投入するのはWR-Vが初だといいます。
ボディサイズは全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mmで、同じコンパクトSUVである「ヴェゼル」と比較すると5mm短く70mm高い程度と、ほぼ同じサイズです。
エクステリアは高い位置のベルトラインや、厚みのあるボディによってSUVらしい力強さを表現。インテリアは水平基調とし運転しやすさを追求しながら、各部にソフトパットの装備やステッチをあしらうなど、上質感も高められました。
先進装備としては「ホンダ センシング」を採用。衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール、踏み間違い衝突軽減、車線維持支援などが標準装備されました。
また、コネクテッドサービス「ホンダ コネクト」を採用し、離れた場所からクルマの状態を確認したり、エアコンの操作、クルマがWi-Fiスポットとなる機能などを搭載します。
パワーユニットは最大出力118馬力・最大トルク142Nmを発揮する1.5リッターガソリンエンジン+CVTで、ハイブリッドの設定はなく、駆動方式はFFのみとなっています。
新型WR-Vの価格(消費税込)は209万8800円からと、240万円弱のヴェゼルや300万円オーバーの「ZR-V」などと比較すると大幅に安く設定されており、エントリーレベルのコンパクトSUV需要を担うニューモデルとして注目されます。
バリエーション展開は最安モデルの「X」、中間グレード「Z」、最上級の「Z+」と3タイプが設定されます。
このうち、Xではエクステリアの装備として、LEDフォグライトが省略され、ルーフレールガーニッシュが装備されないほか、ホイールも唯一16インチスチール+ホイールキャップと質素なものとなっています。
インテリアもプライムスムースとファブリックのコンビシートや本革巻ステアリングなどが装備されないうえ、オプション設定も存在せず、リアアームレストや荷室のパーセルカバーなども省かれています。
しかし、装備はこの程度の差別化にとどまっており、ホンダ センシングやオートエアコン、リアベンチレーション、パドルシフトといったものは全車装備。
インテリアもピアノブラックパネルやシルバーアクセントパーツなどは最安モデルXにも標準装備され、210万円を切るモデルとしてはかなり上質な印象に仕上がっています。
ほかのグレードと比べると、主にエクステリアやインテリアの違いのみでZ+とは40万円弱、Zは14万円弱の価格差がありますが、あえてベーシックかつ必要最低限のXを選ぶという選択肢も大いに有効だといえます。
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