マツダ「ロードスター」で「76億円のスーパーカー」を再現!? まさかの「フェラーリのような何か」約540万円で出品
マツダの初代「MX-5」(日本名「ロードスター」)をフェラーリ「250GTO」風にカスタムした中古車がオークションサイト「ebay」に出品され、注目を集めました。どのようなモデルなのでしょうか。
「ロードスター」で“76億円スーパーカー”を再現
マツダの初代「MX-5」(日本名「ロードスター」)をフェラーリ「250GTO」風にカスタムした中古車がオークションサイト「ebay」に出品され、注目を集めました。
ロードスターは1989年の誕生以来、4代にわたって世界中のファンを魅了し続けている2人乗り小型オープンスポーツカーです。
価格的にも身近な存在で、2000年に「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネス認定。これまで累計120万台以上が生産されたベストセラーモデルです。
一方、250GTOは1962年から1964年のスポーツカー世界選手権に参戦するため開発された競技用グランドツーリングカーです。
初期モデルは33台しか生産されなかったことから、その市場価値は年を追うごとに上昇し、2018年にはサザビーズで5200万ポンド(当時のレートで約76億円)で落札されました。
走る芸術品として称賛されるクラシックフェラーリのなかでも最高峰に君臨するモデルと思っていいでしょう。
「Mx-250 gto」と名付けられた今回のカスタムカーは、1989年から1998年に生産された初代ロードスター(NA系)をベースに、トリビュートオートモーティブ製MX-250ボディコンバージョンキットを装着して、250GTOの初期モデルのように仕上げています。
流麗なラインはもとより、左右ヘッドライトの間に3つ並ぶD字型のエアインテークも再現されています。
ただ、フロントフェンダーのエアアウトレットがないなど、“いびつ感”は否めません。そもそも250GTOは、2シーターのFR(フロントエンジン・リアドライブ)パッケージという点はロードスターと同じであっても、3リッターV12という長いエンジンを可能な限り車両中央側に寄せる設計になっているため、ロングノーズの度合いがかなり強め。そのあたりのバランスを他車で再現するのはやはり難しいようです。
参考までにNA系ロードスターのボディサイズは全長3970mm×全幅1675mm×全高1235mm、ホイールベース2265mm。250GTOは全長4325mm×全幅1600mm×全高1210mm、ホイールベース2400mmとなっています。
フェラーリを模したようなエンブレムはなし。内装は、シートが交換されるなど部分的にカスタムされていますが、インパネは基本的にNA系のままです。
価格は3万ポンド(約540万円)。落札はされなかったようで、現在は「ENDED」になっています。
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