2023年12月8日から11日にかけて開催された大阪モーターショーで、KUHL JAPAN（クールジャパン）がVRARVA（ブラーバ）「IO（イオ）」を展示しました。ブラーバの第3弾モデルとして登場したIOは、どのようなクルマなのでしょうか。

　クールジャパンは、名古屋市に拠点を置く総合カスタムメーカーです。同社は、「近未来クロスオーバー」をコンセプトにしたコンプリートカーブランド「ブラーバ」を展開しています。

　ブラーバのクルマは「金属」や「鋼」といったメカニカルな形状を盛り込んでいます。そのため、どれも装甲車のようにミリタリーテイストなデザインをしており、「近未来クロスオーバー」に違わぬ仕上がりになっています。

　ベース車は、スズキの軽自動車「ハスラー」です。しかし、真ん丸なヘッドライトこそハスラーですが、エクステリアは軍用車のようなデザインに変更。フロントグリルなどからも丸っこさがなくなり、ハスラーから大きく印象を変えています。

　特にユニークなのが、フロントボンネットです。まるで二重蓋のような形状をしており、一番上の板が蓋のように思えますが、正確にはVRARVAロゴの直上の板が実際の蓋となっています。

　スタッフも「ボンネットをどこから開けるのか、迷う人が多くいた」と話しており、非常におもしろい形状です。

　一方で、ハスラーをベースにしていることもあり、車体のサイズはそこまで大きくありません。元のハスラー同様、街乗りで十分活用できそうな大きさであり、駐車場の小さい都市部でも利用しやすそうです。

　価格は新車コンプリートカーで249万円。その他、ボンネットやフロントグリルなど、パーツ売りも行っており、手を出しやすくしています。

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「ハスラー」は2014年にデビューしたスズキの軽自動車です。軽自動車の人気車種といえばワゴン型が多い印象ですが、このハスラーはSUVテイストのデザインをしています。

　現行モデルは2020年に発表された2代目です。その人気は高く、2022年の軽自動車の販売ランキングでは7位にランクインしています。