油断すると「ツルっと滑る」 黒い悪魔「ブラックアイスバーン」 早朝&夜は特に注意! JAFが語る注意点とは

ブラックアイスバーンを走行する時に注意するべき点は?

 一般的には降雪地域でアイスバーンが発生すると考えられていますが、実際には降雪していなくても、降雨で路面が濡れた後に凍結して発生する場合もあります。

 では、ブラックアイスバーンが発生するおそれのある場所を走らなくてはならない場合、どのように運転すれば安全に通れるのでしょうか。

 まず、路面に雪が残っている状態や濡れている状態では制動距離が長くなるため、スピードを落とすのに加えて車間距離を確保することが大切です。

 普段通りに運転していると何気なくブレーキを掛けた際に想像以上の距離で動いてしまう可能性も考えられるので、そうならないためにも普段よりもスピードや車間距離への意識が必要です。

 安全運転している状態でも急加速や急停止はクルマのコントロールを失うので、急な操作をせずにゆっくりと停車したり、加速する際にも少しずつ上げるようにします。

 もしも、タイヤが滑ってしまったとしても、焦ってハンドルを大きく回さずに、ブレーキを踏みながら最低限のハンドル操作でタイヤのグリップが回復するのを待ちましょう。

一度解けた雪が夜間から明け方にかけて凍結することで路面を濡らしブラックアイスバーンを発生させる
一度解けた雪が夜間から明け方にかけて凍結することで路面を濡らしブラックアイスバーンを発生させる

 また、滑っている状態でブレーキを強く踏み込み過ぎると安全装置の1つである、ABS(アンチロックブレーキシステム)が働いて結果的に制動距離が伸びる可能性も考えられます。

※ ※ ※

 路面凍結していると制動距離もかなり長くなるので、車間距離を空けて安全運転する意識を持ちましょう。

 運転中にコントロールを失うと焦ってしまいがちですが、慌てた行動はさらに大きな問題に発展するおそれがあるので、冷静な対処が必要です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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