550万円超え! トヨタ新型「“超凄い”カローラクロス」発表! 2種類の「燃料」使用可能な「XRX」伯に登場
2023年12月5日、トヨタのブラジル法人は、2リッター“フレックス”エンジン搭載の「カローラクロス」に新グレード「XRX」を設定し、販売すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
“フレックス”エンジン搭載の新型「カローラクロス」
2023年12月5日、トヨタのブラジル法人は、ガソリンとエタノールのどちらも燃料として使用できる2リッター“フレックス”エンジン搭載のクロスオーバーSUV「カローラクロス」に新グレード「XRX」を設定し、販売すると発表しました。
ブラジルは、年間新車登録台数が200万台を超える世界第6位のクルマ大国です。SUVの人気が高く、総販売台数の4割以上を占めます。
カローラクロスは2021年にブラジル市場に投入されて以来、好調な販売を続けており、2023年は11月までに3万7685台と、SUVセグメントで1位を獲得する人気モデルとなっています。
パワーユニットは2タイプあります。ひとつは2リッターエンジン、もうひとつは1.8リッターエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドです。いずれもガソリンとエタノールのどちらも燃料として使用できる“フレックス”仕様です。
砂糖の生産量世界一のブラジルは、サトウキビから作るバイオエタノールの生産も世界一です。
このエタノールは、サトウキビが成長過程で空気中のCO2をすでに吸収(光合成)しているため、燃やしても大気中のCO2が実質的に増えないとされ、環境にやさしいバイオ燃料としてブラジルで広く普及しています。
価格はガソリンより2~3割安く、ブラジルで生産されるクルマの97%はフレックス燃料車が占めています。
カローラクロスの2リッター車は最高出力177PS・最大トルク21.4kgm(バイオエタノール使用時)を発生します。
ハイブリッド車(同101PS・14.5kgm)より力強い走りが魅力である反面、これまで充実装備の上級グレード「XRX」がハイブリッド車しか設定されていなかったため、走りのゆとりか、快適装備か、現地のユーザーは悩ましい選択を迫られていました。
そこで今回、2リッター車にも「XRX」を新設定。ハイブリッド車の上級グレードと同等の快適装備が与えられました。価格は19万290レアル(約560万円)です。
XRXハイブリッドの21万990レアル(約620万円)より安く、ゆとりの走りと充実した装備をあわせ持つ新グレードXRXによって、カローラクロス全体の人気に一段と弾みがつくと期待されています。
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