停止線のずっと手前で止まる「謎のドライバー」は何が目的!? 「スペース空きすぎ」を気にしない人たちの心理とは
信号待ちの先頭車両が、停止線のかなり手前で止まっていることがありますが、これにはどういった理由があるのでしょう。それとも無意識な行動なのでしょうか。その理由について考えてみます。
交差点で曲がってくる対向車線に配慮!?
街中で信号待ちの先頭車両が、停止線のかなり手前で停車している光景をみかけることがあります。
確かに停止線は越えておらず、何ら「違反」ではありませんが、無駄に空間を空けてしまうと後続車に迷惑がかかるかもしれません。そんな謎の行動について、いくつかの理由を推察してみました。
![停止線を超えて止めると「違反」! しかしずっと後ろに止めるのも後続車の「迷惑」になりかねません[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/12/20231212_Traffic_Accident_000.jpg?v=1702369326)
停止線から大きく離れた手前で止まる理由として真っ先に浮かぶのは、対向車線の「右左折車に配慮する」という考え方です。
トラックやバスなどの大型の車両が、交差する道路から右左折によって道幅の狭い道路へと進入するような場面で、場合によっては先頭車両が邪魔になることがあります。
停止線から下がって停止しておくことで、そうした大型の右左折車が曲がりやすくなる、ということは確かにあるでしょう。
ただ、もちろん「手前」の程度によりますが、そこまで停止線から下がった位置ではなくても、通行が禁止されていない車両であれば、曲がることはできるはずです。
停止線は、「交差道路側の右左折車の走行に支障を与えない位置に設置する」と国土交通省によって定められており、交差点が設計される際に、バスやトラックなどの大型車両であっても、しっかり(曲がった先で停車しているクルマが)停止線手前で停車していれば通行できるような位置まで後退して、設置されているはずです。
そのため、トラックやバスに配慮して、停止線から大きく下がって停車する必然性はあまりありません。
ただ、そうはわかっていても、「ぶつけられそうで怖い」というドライバーの心理的な要因から、離れて停止している、ということはあるかもしれません。















































