トヨタが斬新な新型「黒いクラウン」発売! 750万円の「マットメタル仕様」実車展示! 特別な場所でしか買えない1台とは

新しい世界を作り上げているトヨタのクラウン群ですが、クロスオーバーに新しく「マットメタル」という塗装を施したモデルが登場しました。

精悍で塊感のあるマットメタル塗装を施したクラウンクロスオーバーが登場

 16代目となった新型クラウン。クロスオーバー、スポーツ、セダンがすでに発売。そしてエステートも2023年度内に登場予定です。
 
 そんな新しい世界を作り上げているクラウン群ですが、クロスオーバーに新しく「マットメタル」という塗装を施したモデルが登場しました。

「CROSSOVER RS “Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL”」
「CROSSOVER RS “Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL”」

 その特別仕様車は「CROSSOVER RS “Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL”」という名前。

 マット塗装は世界の高級車にも取り入れられている塗装方法ですが、その取り扱いには難しい部分もあり「塗装工程でほんの少しのホコリやゴミが入ってしまうことも許されない」と、今回塗装を実際の現場で担当する堤工場塗装成形部の石垣佑樹氏は言います。

 通常塗装ならば小さなホコリやゴミが塗装で付着してしまった場合、研磨などで除去できることがほとんどで、実際にユーザーの手元に届く時にはそのような塗装によるゴミや傷は皆無だと言います。

 しかしこのマット塗装の場合塗装が終わったあとにホコリなどのゴミや傷が発見された場合、研磨を行うとその部分だけ艶が出てしまうため統一した品質の維持が難しくなります。そのため、再塗装という方法を行うと言います。

 そのような再塗装を行わないようにするため、塗装を行う前段階の状態で、通常工程より1時間以上時間をかけて隅から隅まで徹底的にホコリやゴミの除去を行ってから塗装工程を行うそうです。

 塗装工程を終えて車両に取り付けるパーツを全て取り付けたあと、マット塗装専用に今回新たに開発されたコーティングを施工するために、ラインから引き抜きコーティングを施すそうです。

そのコーティングを開発した、モビリティ材料技術部の竹谷美雪氏は次のように話しています。

「マットの質感を生かすような特別なコーティングを開発しました。

 さらにメンテナンスもしやすく、基本的には手洗い洗車をしていただくことで、このマットの質感を維持しやすくなります」

 基本は手洗い洗車が推奨とのことで、コーティングも1年に1回程度施工をすることでこの質感を維持できる言います。

 クラウンチーフデザイナーの宮崎満則氏は、マットメタルの世界観を統一したボディについて次のように語っています。

「このマットメタルという色調にしたことで塊感というのをより表現できていると思います。

 ボディ全体にマットメタル塗装を施し、ホイールもマットブラック化。

 しかしサイドガーニッシュはピアノブラックのガーニッシュを生かしたままにしておりコントラストを生かすようにしています。

 オプションでマットメタル塗装のガーニッシュも選べますので、統一感を得たいというお客様にはそちらを選んでいただくことも可能です」

 インテリアはブラックルーミッシュという特別専用色になり、ステアリングの握る部分やシフトノブはディンプル加工が施されたものになっています。

 ステアリングのステッチも「かがり縫い」を施し高級感溢れる仕様です。

 フロントシートにはスポーツレザー[本革]とレッドステッチを採用したスポーツシートを採用し、走る楽しさを演出しています。

 さらにブラック基調の内装の中にキラリと光る、THE LIMITED-MATTE METAL専用レーザー加飾がインストルメントパネルの助手席側にさりげなく施されています。

 華美に存在を主張するのではなくさりげないところに特別感を演出しています。

 前出の宮崎氏は「もちろん、マット塗装にブラックやホワイト、ブルーなどがあるのは知っていますし検討はしましたが、やはりクラウンクロスオーバーに似合うのはこのマットメタルで、このメタル感が一番落ち着く。塊として見せるにはこのカラーが一番」ということでセレクトしたと言います。

【画像】「えっ…!」黒すぎるクラウン発売! デザインがこれです。(50枚以上)

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