「ちょっ…!眩しい!」 フォグランプは何のため? 前後に備わるクルマも… いつ使うものなのか
迷惑をかけないフォグランプの使い方とは
フォグランプは保安部品ではありませんが、装着するのであれば、道路運送車両法で定められた保安基準を守らなくてはなりません。
例えば、フロントフォグランプの灯火は白色もしくは淡黄色、リアは赤色であること。数はそれぞれ2個以下。
さらに、明るさや照射する向き、取り付け位置なども細かく定められています。
しかし、基準に達したフォグランプであっても、使い方によってはほかのクルマに迷惑をかけてしまうことがあります。
では、フォグランプを使う時はどのようなことに注意すればいいのでしょうか。
![リアフォグランプは、霧など悪天候により視界が妨げられている状況においてのみ使用が推奨されています[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2021/01/DSC_5449-1-1.jpg?v=1611564460)
安全運転に関連する団体の担当者は、次のように話します。
「フォグランプの正しい利用方法のひとつとして、対向車などがきた場合は、点灯させないことです。
自動車学校などで習うケースもありますが、フォグランプは対向車にとって、非常に眩しく感じられ、視界を奪ってしまいます」
またクルマに備わっている取扱説明書では「リアフォグランプは視界が悪いとき以外に使用すると後続車の迷惑になる場合がある」と注意喚起しています。
さらにリアフォグランプについては、道路運送車両の保安基準の第37条の2に以下の記載があります。
「後部霧灯は、霧等により視界が制限されている場合において、自動車の後方にある他の交通からの視認性を向上させ、かつ、その照射光線が他の交通を妨げないものとして、灯光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない」
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このようにフォグランプを安全に使用するには、周囲への配慮が欠かせません。
対向車や後続車が眩しいかもしれないと思ったらフォグランプを消すことが大切です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。















