アンダー200万円スタートの「トヨタ小型ミニバン」なぜ人気? 実は「イチバン売れている」クルマだった!? 「シエンタ」オーナーの本音は
乗り心地もハンドリングも好印象!
現行シエンタの走りに対しては、全体的にポジティブなコメントが目立ちます。
「GA-Bプラットフォーム」をベースに新設計された基本骨格は剛性が高く、「ハンドリングが期待以上」、「乗り心地が快適」といった意見が大多数です。
また、タイヤサイズは15インチのみとし、オプションでも16インチ以上を用意しないなど徹底した結果、最小回転半径5mを実現。「小回りが利いて運転しやすい」と狭いところでの取り回しについても好評です。

パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンと、1.5リッターガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの2種類。
WLTCモード燃費はガソリン車が18.3km/L~18.4km/L、ハイブリッド車が28.2km/L~28.8km/Lと、先代シエンタやライバルのホンダ「フリード」を上回ります。
ハイブリッド車のオーナーは「スムーズで力強さも十分以上。静かで燃費も良くて、いうことありません」と絶賛。
一方、ガソリン車オーナーのなかには「コーナリングもなかなかですし、エンジン回し気味で乗ると結構楽しいんですよ、ミニバンなのに」と、ハイブリッド車とのキャラクターの違いをアピールする人も。
安全装備が充実しているのもシエンタの特徴のひとつ。予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備しています。
「長距離の運転が楽になった」と全車速追従機能付レーダークルーズコントロールの評判は上々ですが、停止保持機能が「ハイブリッドZ」グレードのみとなることと、「いまどきパーキングブレーキが足踏み式なのはちょっと…」という不満の声もあがっています。
そのほかでは、駐車支援システム「アドバンストパーク」について「以前の駐車支援に比べ格段に進歩していて普通に使える」と好意的な意見もあるのですが、これもハイブリッドZグレードのみのオプション装備というのがもったいないところです。
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シエンタオーナーのさまざまな声を総合すると、装備設定などに多少の不満もあるものの、全方位にハイレベルでおおむね満足しているといったところでしょう。
そんなクルマが195万円(ガソリン・Xグレード・5人乗り・2WD)から購入できるというのですから、人気にならないはずがありません。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。































