ホンダが新型「スポーティSUV」公開! 「えっ…FCEVのみ!?」新型「CR-V」ガソリンモデルは導入されないのか
ホンダは、11月12日に新型「CR-V」のFCEV(燃料電池電気自動車)バージョンをお披露目しました。気になるのは、「FCEV以外は、日本には導入されないのか?」という点です。
ホンダ新型「CR-V(FCEV)」公開! え?ガソリンモデルは?
ホンダは、11月12日に富士スピードウェイにおいて開催されたスーパー耐久レースの会場において、「CR-V」のFCEV(燃料電池電気自動車)バージョンをお披露目しました。
これは、ホンダが2023年2月に「水素事業の取り組みについて」の説明にて、「昨年北米で発売した新型CR-Vをベースに、次世代燃料電池システムを搭載した新型FCEVを2024年に北米と日本で発売予定」と予告されたモデルの先触れとなる存在です。
しかし、ここで気になるのは、「FCEV以外は、日本には導入されないのであろうか?」ということ。可能性はあるのでしょうか。そして、もしも投入されるなら、どんな仕様となるのでしょうか。考察してみました。
まず、ベースとなる新型CR-Vは、どのようなモデルなのでしょうか。
2023年に北米で発売された新型CR-Vのサイズは184.8インチ×73.5インチ×66.5インチというもの。1インチ=25.4mmで計算してみれば、およそ全長4694mm×全幅1867mm×全高1689mmというサイズ感になります。トヨタで言えば、「ハリアー」クラスのサイズ感です。
そこに搭載されるパワートレインは、1.5リッター・ターボ・エンジンと2リッター・エンジンを使うハイブリッドの2種類で座席は5つ、そして価格は約3~4万ドルです。1ドル=150円で計算すると450~600万円になります。
これがCR-V北米仕様のスペックとなります。
一方、日本市場のホンダのSUVラインナップはどうなっているのでしょうか。
現在国内で発売されているのが、「ヴェゼル」と「ZR-V」の2台。そこに来春に新型モデルとなる「WR-V」の発売が予告されています。
この3モデルの寸法と価格は以下のようになります。
ヴェゼルの寸法は全長4330mm×全幅1790mm×全高1580mm。パワートレインは、1.5リッターのエンジン車とハイブリッド。FFと4WDを用意。価格は約240万~340万円です。
次いでZR-Vは全長4570mm×全幅1840mm×全高1620mmに、1.5リッターと2リッターのハイブリッド。そして価格は約304~434万円。
最後にWR-V。ボディサイズは全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mm、ホイールベース2650mm(暫定値)。1.5リッター・エンジンのFFで、価格は200万円台前半から。
3モデルを価格順に並べるとエントリーにWR-V、その上にヴェゼル、そしてZR-Vとなります。もしも、CR-Vが日本に導入されるのであれば、サイズと価格を考慮すれば、3モデルの上位になるはずです。
ちなみに先代CR-Vの2020年のマイナーチェンジ時の内容は、1.5リッター・ターボ・エンジンと2リッターのハイブリッドという2つのパワートレインを用意しており、その国内販売価格は、1.5リッター・ターボで約340~420万円、2リッターのハイブリッドで約400~450万円といったものでした。
もし、新世代のCR-Vが日本に導入されるのであれば、スタート価格は、ZR-Vよりも上になることでしょう。さらに昨今のインフレ具合も反映されるのも間違いありません。
となれば、アメリカの販売価格に近い、400万円台からになるかもしれません。その価格帯だと1.5リッター・ターボでは、格がなんとなく物足りなく感じますから、2リッターのハイブリッドになる可能性もあります。
どちらにせよ、導入されることになれば、ホンダSUVのフラッグシップ的な存在になります。ミッドサイズ以上のSUVを考えている人は、期待してもいいかもしれません。
切実にehevとphev(ガソリン)の導入を切望します!
デザインもいいし、CR-Vはすごく広いので過去にも2代乗り継ぎました!
CR-VのRT6です。hybrid4WDはすばらしいSUVです。ZR-Vでは狭く質感も?です。でもfcevなんて不便で買いません。増殖のレクサスSUVも出来れば欲しくない。
FCEVだけって、ユーザーを実験に使うの?選択肢を広くトヨタを見習って欲しいな。