「パカッ」と左右に開く「観音開き式」リヤゲートなぜ少数派? 主流は「跳ね上げ式」も…再評価の流れあり! 使って分かるメリットとデメリットとは
観音開き式には意外な「デメリット」も存在!?
このように、観音開き式のリヤゲートには数多くのメリットが存在するのですが、ではなぜ一般的なクルマでは跳ね上げ式が主流となっているのでしょうか。
そこには、観音開き式では避けられないデメリットも見受けられるためだと思われます。
まず第一に、観音開き式は「後部の視認性」の悪さが避けられません。
リアゲートが左右に分かれているという特性上、どうしても中央部分に「柱」ができてしまうため、後方が見えにくくなるのです。
これは車種によっては後方視界のちょうど真ん中が邪魔されることになるので、「すごく気になる」という人がいることも理解できます。
また、同じく左右に開く特性のため、リアドアが開いているときに風の影響を受けやすいのも観音開き式の弱点です。
ドアのロック機能が付いている仕様であれば、風であおられて意図せず開閉することは防げますが、それでも強風時の操作には注意が必要です。
さらに、跳ね上げ式のように開けたリアドアが「屋根」にならないため、雨天時には雨が吹き込んで自身や荷物が濡れてしまうのもデメリットといえるでしょう。
そのほか「左右全開に手間がかかる」のも細かいデメリットのひとつなのかもしれません。
力を入れず軽く引くだけで開閉しやすいのは観音開き式の魅力ですが、2枚のドアを開けることになるので、ドア1枚で済むので跳ね上げ式と比べると手間に感じることもあるでしょう。
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このようなメリット・デメリットのある観音開き式のリヤゲート。
近年においては採用する車種が減っているものの、トヨタ「ハイエース」の海外向けモデルにはリヤゲートを観音開き式に変えるオプションが用意されるなど、配送業といった「荷物を多く積むクルマ」において再評価が進んでいます。
今後、日本国内で展開されるモデルにも観音開き式のリヤゲートを採用する事例が増えるのか注目したいところです。
観音開きなんて無い物ねだりでオシャレに見えるだけ
ご存じの通りランクルは国内より海外重視ですので観音開き、変わり型としては前モデルのホンダステップワゴン。古くで言えばダイハツム-ブと初代RAV4が横開き。近頃の跳ね上げ式は自動(一部車種)になり、使い勝手はさらによくなりました 幅広、背高車種は観音開きが多いけど、お国柄でしょうね。
跳ね上げ式と、観音開き式の話をしていたのに、わざわざ「横開きドア」という表現をする意図が全く理解出来なかった。
話題の対象となるものの呼称を統一しない事に何かメリットがあるのだろうか。
横開きドアは観音扉じゃなくて1枚で横に開けるドアのことだろ
昔アメ車乗ってたときに思ったけど観音扉は雨の日の荷物の出し入れがマジでストレス