なぜ!? 空いた高速道で「追突」事故? 路上停止車に吸い寄せられる「謎現象」も! 長距離ドライブに潜む「リスク」とは
高速道路を使い長距離ドライブする際、淡々と走っていると思いもよらぬ事故に遭遇することがあるといいます。高速走行時のリスクについて紹介します。
停まっているクルマに吸い寄せられる現象!?
帰省や旅行などで長距離移動する機会が増える年末年始は、高速道路で長距離ドライブする機会も増えます。
高速道路は似たような景色が淡々と続くことから、思わぬ事故を起こすリスクがあるといいます。
高速道路は道路環境が整っている分、似たような景色が淡々と続く傾向にあります。
そのためドライバーが(現実とは違うことを)錯覚してしまう現象が起こりやすいといいます。
なかには、路肩に停車中のクルマを走行中だと「錯覚」してしまう事例もあるそうです。
なぜそのようなことが起きるのでしょうか。
全国の高速道路を管轄するNEXCO各社によると、近年は、車両トラブルや道路工事などのために路肩に停車中の車両に、後方から走行してきたクルマが衝突する事故が多発していると警鐘を鳴らしています。
脇見運転なども考えられますが、路肩に停車中のクルマを走行中だと錯覚し突っ込んでしまった、ということもあるといいます。
その原因のひとつとして考えられるのが「仮現現象」です。
仮現現象とは、実際には動いていないものが動いて見える現象のこと。
踏切の警報機が代表的な事例で、左右に付けられた信号が交互に光ることで警報していますが、ぼーっと眺めていると、光が左右に動いているようにみえてくることがあります。
クルマのシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)も、この仮現現象を利用したものです。
路肩に停車中のクルマがハザードランプを点灯させていると、ハザードランプの「チッカチッカ」という点滅がこの仮現現象を誘発してしまい、そのクルマが動いていると錯覚。その結果ブレーキや回避が遅れ、追突してしまうのです。
それでも、走行車線を守って走っていれば、路肩に停車中のクルマに(かすめることはあったとしても)真後ろから衝突することは避けられそうな気がします。
しかし事故事例の中には、あたかも吸い寄せられるように、路肩に停車中のクルマの真後ろに衝突してしまっている事例も少なくないとのこと。
いまは、サンキューハザードが横行しているので、後続の反応がおくれて追突ってのも結構あるんじゃないのかな。
「サンキューハザードかどうかなんて、ちょっと考えればわかるだろwww」というあたおかが結構いるが、サンキューハザードでない場合はちょっと考えるだけの時間があるとはかぎらんのだよね…。ブレーキが間に合わなくなってからサンキューハザードでないと気づいてももう遅いんだけどね…。
時間があるのはサンキューハザードだった時だけ。
サンキューハザードは、緊急時にわずかしかない反応時間をうばう殺人トラップですね…。