本州南端へ…「紀勢道の先」2025年春開通! 建設進む自動車専用道路「すさみ串本道路」とは
紀勢道の延伸部分にあたる「すさみ串本道路」の建設が進んでいます。紀伊半島の南端を目指す自動車専用道路ですが、どのような計画なのでしょうか。
串本を目指す自動車専用道路
本州最南端の和歌山県串本町に向けて、自動車専用道路の建設が進んでいます。
工事が進むのは、紀勢道の延伸区間となる「すさみ串本道路」です。
すさみ串本道路は、紀勢道の和歌山県側の終点・すさみ南IC(和歌山県すさみ町)から串本IC(仮称、同・串本町)までを結ぶ延長19.2kmの自動車専用道路です。並行する国道42号のバイパスでもあります。
2014年度に事業化。道路は幅員12m、2車線(片側1車線)、設計速度80km/hで整備されます。中間地点には串本方面の出入りのみとした和深IC(仮称、串本町)が設置される計画です。
国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所によると、すさみ串本道路は27~54mの高さで整備することから、津波や台風による越波などで国道42号が通行止めになったときの迂回ルートになるほか、三次救急医療施設への搬送時間短縮、京阪神からの所要時間短縮による観光活性化などの効果も期待されるといいます。
すさみ串本道路は2025年春に全線が開通予定です。
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